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カッコかわE女子が団結しそうな『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』は『thank u, next』な映画?

   

気づいたらもう『ハーレイ・クインの華麗なる覚醒 BIRDS OF PREY』が公開されてしまいますよ!(原題は『Birds of Prey (and the Fantabulous Emancipation of One Harley Quinn)』)
3月は映画が公開延期ラッシュになっていますが、この映画は予定通りの日程でスタートするみたいですね。
やっぱりシリーズものだと、公開をずらすと次以降の作品に影響が出てしまいますものね……。
それにアメリカでは、コロナが大事になる前の2月に公開されてしまっているし、ずらすにずらせないのでしょう。

予告編、めっちゃかっこいい

映画の予告編では、印象的な歌に乗せて、女子たちが暴れ回っていますね。

ここで流れる楽曲は、Björk(ビョーク)の『it’s oh so quiet(イッツ・オー・ソー・クイット)』をカバーしたもの。
曲の中での、静かなパートと、盛り上がるパートがハッキリ分かれていてメリハリのあるアレンジが、この曲が使われた理由でしょうか。

あとはシンプルに、有名な曲だし、ビョークが90年代のソロデビューから現在に至るまで、ずっと「天才」として君臨し続けているので、この曲を使うことで耳目を集めやすい。
(説明しにくいですけど、ビョークは「女性性」に根ざした音楽をやっている気もするので、その辺も起用の理由か? 安易に「女性性」とか言うのって差別的な気もしますが、ビョークを聴いていると、「男には作れないよな、これ」といつも思います……)

ハーレイ・クインが初登場した『Suicide Squad(スーサイド・スクワッド)』の予告では、クイーンの『Bohemian Rhapsody(ボヘミアン・ラプソディ)』が使われていましたが、あちらも、静かに始まった曲が、ゴージャスでハードなロックサウンドに切り替わる演出でしたね。
(そう考えると、スースクって、映画としてのできはかなりよろしくなかったので、ほぼハーレ・クインを楽しむだけの作品でしたね……まさに「クイーン」の映画だったってことなのかな(笑))

ハーレイ・クインやジョーカーのキャラクターの権利を持っているのDCコミックスの映画は、作品がそんなに面白くなくても、予告編のデキが良すぎることがままあるので、果たして『華麗なる覚醒』はどうなっていることやら……。
とはいえ、『アクアマン』(感想書きました!)『ジョーカー』と、最近のDC映画は単一主人公作品では大ヒットを飛ばしています。
本作もすでに全米では公開されており、公開週には堂々一位を獲得しています。
大ヒットですね。
日本ではDCコミック映画の知名度がイマイチ低い気がしますが、ハーレイ・クインちゃんのキャラクターはすでに超・愛されているイメージです。
ラルクアンシエルのハイドさんがヴァンプスのハロウィーンライヴでコスプレしていたり、ハロウィーンの渋谷ではこのキャラのコスプレをした女子が大勢いたと言います。
なので、かなり注目に値する作品になっているのでは。

私は映画館に観に行きます!
この手の映画って、映画館で鑑賞するのが一番面白いんですよね。
ド派手な演出があるので、デカい画面と良い音響で観た方が「体感」できるのです。

運命の人との破局から始まる?

ストーリーについて、前情報を全く得ずに観たいタイプなのですが、「ジョーカーとは別れたの」という台詞が前面に打ち出されていますね。
ハーレイ・クインといえば、もともとは真面目なお医者さん「ハーリーン・クインゼル」だったのに、ジョーカーに洗脳されて悪の道へ引き込まれたでした。
そんなハーレイ・クインが、最愛の人(にしてメンター)のジョーカーと破局するところから始まる映画になっているのは、「女性の映画」として象徴的だと思います。
ハーレイって一見サイコでぶっ飛んだキャラクターっぽいですけど、ちょっと気弱なところもある普通の女の子っぽいと思うんですね。
そんな彼女が、敵と戦うために女の子たちと団結していくという筋書きは、2010年代を経た感がある。
2010年代、「男との共依存関係からの脱却」がモチーフとみられるフィメール・ポップがたくさんありました。
昔からあったと思うのですが、特に2010年代ってそうだったと思うのです。
テイラー・スウィフト、アリアナ・グランデなどなど……。

【元カレソングの名曲4選】

タイトルで『サンキュー・ネクスト』と書いたのは、ハーレイはジョーカーへの恨み言とか愚痴は多分言わないからだと思うんですよ。
「ありがとう」という気持ちで、ジョーカーとの別れと向き合うはず。
傷心でも、自暴自棄モードでもなく、「これはこれで糧になった」と過去の恋愛を消化するんじゃないかなぁ……と、予告編を見て思ったのです。(全然違ったらごめんなさい!)
そんな文脈から捉えると、ハーレイも、多分、この先一人の女性アイコンとして活躍していくのではないかと思うのです。
DCコミック映画って、「深み」とか「時代の映し鏡としてのポップカルチャー」を作るのが苦手だったイメージがあるので、そういう要素をどこまで『華麗なる覚醒』に期待していいのかわかりませんが……。
しかし、『ジョーカー』というアメコミ映画としては革新的な作品が先鞭を打っているので、いけるかもしれません!
期待大です。

女の子メインのアクション映画

DCと同じく、アメコミキャラクターを多数擁するマーベルの映画が、作品の質的にも興行的にも、映画史に残る快進撃を続けてきました。
それを受けてDCもユニバースを形勢して映画を続々と製作する体制を作りましたが、質的にも興行的にもかなりビミョーな作品が続いたし、ファンからのウケもそんなによくなかったという……。
しかし『ワンダーウーマン』は、内容的には評価はそんなに高くありませんが、女性主人公のアクション映画として大ヒットしました。
ワンダーウーマン、女性からの支持はめちゃくちゃ大きかったのです。
グラミー賞受賞アーティストのケイシー・マスグレイヴスは、そのものずばりで『ワンダーウーマン』という曲を作り、女性同士の友情を歌っています。

僕は凄く好きですけどね。
マーベルでも『キャプテン・マーベル』という「女性」を主人公にした映画が出てきたし、『ブラック・ウィドウ』の映画も控えているので、マーベルも女性主人公作品もバランス良く出していくことになるはず。
盛り上がってきていると言えますね!

マーゴット・ロビーちゃん、えらい

最近では『ワンス・アポン・タイム・イン・ハリウッド』や『スキャンダル』にも重要な役で出演し、観る者に強い印象を与えました。

もともとモデルとして芸能活動を始めたマーゴット氏は、2014年には自身の映画会社「ラッキーチャップ・エンタテインメント」を設立しており、『華麗なる覚醒』でも「製作」として名を連ねています。
会社を設立した時、マーゴット氏はまだ若干23~4歳ですよ……わかっ。
この年齢で、モデルとして売れっ子になれるような恵まれた(努力もあるはずですが)容姿を持っていながら、製作会社を立ち上げるからには、将来のビジョンがはっきりと描かれていたと言うことだと思います。
海外では、役者が、自分の製作会社を持っていることは珍しくはありませんが、この年齢でそこまで腹をくくっている人って珍しいのでは……。

wiki情報でしかありませんが、本作のようにハーレイ・クインちゃん単独の作品を製作するようにDCに進言したのは他でもないマーゴット氏だったといいます。
その際に、女性のキャラクターをたくさん出す展開も提案したのだとか。
また、本作では脚本クリスティーナ・ホドソン、監督キャシー・ヤンと、中核のクリエイターが女性で統一されています。
このように、作品製作のメイン役職に女性を据えているのも、マーゴット氏の要望が大きいのだそう。
すごい。

まさしく『スキャンダル』も、社会の中で当たり前のように抑圧されたり剥奪されたりする女性が声を上げる物語でしたが、脚本もチャールズ・ランドルフ、監督のジェイ・ローチも男性でした。
女性が見舞われる問題についての映画を男性が企画・製作することに対し、「女性が作れる環境を作れよ」的に問題視する人もいたように思うのですが(多分、違ったらごめんなさい)、『華麗なる覚醒』では製作過程のあらゆる部分が女性によって担われています。
今後、こういう作品って増えていくんでしょうねぇ。
ワンダーウーマンも、監督のパティ・ジェンキンス氏がずっとラブ・コールを捧げていて念願叶って作られたものだそう。
映画の大ヒットを受けて、その後の製作されていた『ジャスティス・リーグ』では彼女の出演シーンを増やすために追加撮影が行われたほどですし。
ヒーロー側にはワンダーウーマン、ヴィラン側にはハーレイ・クインと、DCのユニバースには女性アイコンが揃っているので、今後の展開も楽しみですね!

問題は、現在29歳のマーゴット・ロビー氏が、いつまでハーレイ・クインをやってくれるかですね……。
「その年でそんなカッコするの?」とか言うの、良くないってことはわかってるんですよ……。
でも、気になるじゃないですか……。

 - 映画

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