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映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

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リヒターあんまりよくわからなかった 220930

   

東京国立近代美術館にリヒター展を観に行った。
通勤に使う電車で、停車中に駅のホームに張り出されている広告ででっかく開催が告知されていたのだった。
美術に関心が無い人間なので、美術展が気になること自体が珍しい。ほぼ初めてなのではないか。
せっかく気になったのだし行きたいと願っていた。

同時に、ニコラス・ウェンディング・レフン監督のリバイバル上映の動向を追っていたのだが、関東では渋谷の一館のみでの開催で、しかも2週間しか上映期間がないとのことだった。
上映される作品は六作。
一日に二作品ずつの上映となるとのことだった。
僕は上映される作品を全て観たことがあるが、このリバイバル上映で観たいのは『ドライヴ』と『オンリー・ゴッド』のみ。
この二作が同じ日に上映されるのはこの日だけだと判明した。

そういうわけで、リヒター展と、レフン監督映画を二作観るために上京することにした。

本当はこの日、田中ロミオさんがシナリオを手がけた『終のステラ』というPCゲームの発売日で、通販で予約していた僕の元には届くはずだった。
しかも、当日になっても、Amazonの注文ステータスは「未発送」のままだった。
心配になり、Twitterで調べてみたら、発送されていない人が多くいた。
が、すでに到着している人や、ゲームをクリア報告している人もいた。
ちらっと見た情報によると、販売店によっては、仕入れた商品の不具合を発見したので、再生産品の到着待ちになっているとか書いてあった。
心配になってAmazonに問い合わせたら、「現在入荷待ちです。発送日がわかったら連絡します」と簡素なチャットが返ってきた。
一応生産数が限定されているものを注文したので、確実に入手できるのか確認したかったが、チャットは一方的に終了した。
問い合わせ直して、確認したら、「メーカーから商品の発送が遅れている。予約を受け付ける際は、メーカーから仕入れることになる数を上限として予約を受け付ける。その後メーカーが予定していた数の在庫を確保できなかった場合には、予約していた場合でも販売できなかったり、発送が遅れることがある」とのことだった。
明言しないものの、メーカーの落ち度であるようだった。
現時点では、商品が確実に入荷すると約束できないとのこと。
「生産限定商品なので、入手できないと困る。補填とかしてくれるんですか」とゴネたら、「Amazonに出品されている新品商品を購入してくれたら、予約時の購入価格よりも高くても差額の補填ができる」とのことだった。
これは、転売ヤーさんを喜ばせるシステムだなと思った。

僕は商品発売の一ヶ月前に予約したので、「安泰だ……」と思っていたが、こんなことが起るとは……。
発送遅延はAmazonのみに起こっていたという。
ほかの予約受付してた販売店に比べたら冷遇されているのかなと思った。

終のステラ到着までに読み終えておきたかった『犬と魔法のファンタジー』、まだ読み切れていなかったので、神様が俺に猶予を与えたのだと思うこととした。

あとTwitterで、「僕は発売二ヶ月前に予約したけど届いてた。発送遅延してるのはギリギリに予約した人だけでしょう」というツイートを見かけた。
ぎりぎりじゃねーよぼけ、マジで引きずり回してやろうかてめー、と思った。
いらんマウントなので……。
でも自分も、ネットに放った何の気無しの発言で、このように「引きずり回すぞクソ」と思われているのかも知れないなとも思った。
本当は「殺すぞ」という言葉を↑に書きたかったのだけど、そういう言葉をブログ上で使うと何か規制がかかるかもしれんと思い、控えた。
自分でドメイン取ってるブログだから、何も規制なんか起らないですかね……?

リヒター展はめちゃくちゃ混んでいて、入場前に列に並ばなければいけなかった。
50人以上は並んでいただろうか。
この後の映画のチケットも既に購入していたので、あんまり並びたくなかった。
というかみんな、そんなにリヒター好きなのか……と思った。
展示期間終了5日前くらいのタイミングだったが、平日だったのでガラガラだと踏んでいたが、読みが甘かった。
金曜日であったことも、もしかしたら、人が多い要因だったろうか。

10分も待たずに入場できたが、中はけっこう人が多かった。
僕は身長が180ちょっとあるのだけど、身長がこのくらいあることの利点として、展示物を鑑賞するときに人が並んでいても、その後ろからでもみえるというものがあるなと思った。
多分自分の前に160センチぐらいの人がいても、展示物がちゃんと見える。
ただ身長が高いことのメリットってそれぐらいしかない。
デメリットというと足腰を痛めやすいなど、健康に直結する問題なので、やはりデメリットの方が多いと思う。

リヒター展はちょっと、多分抽象的な作品が多かったと思われるので、僕には全くわからなかった……。
ただ作品がどのような方法論で作られたのか、という部分については非常に興味深く観ることができた。勉強にはなった。
ただ鑑賞した作品のことはほぼ覚えてないです……。
本人や愛好家の方は、作られた作品の細かい部分が変わっていたとしたら、それに気づくのだろうか。
作為性から離れるための実験をしていたのかなと思うので、「細かいところ」が重要にはならないのかもとも思ったが……。
でも鑑賞する価値があったので、行って良かった。
多分だけど、このように、美術制作の方法論と、その結果として造られたものを同時に参照出来る機会は有意義で、経験が積み重なれば楽しみ方を見いだせるようにもなると思う。

三年前にこの美術館に来たときにツールを聴いていた記憶があるので、美術館巡り中はツールの2ndと4thを聴いてた。
4thも、アルバムを通してじっくり聴いてると、全体が一つの曲みたいになってて、良いんだよなぁ。
でも、80分ぐらいあるアルバムを通して聴くことができる時間の確保って、生活の中ではなかなか難しいんだよな。
そういえばこのアルバムは、CDの収録時間に収まらないため、CD盤ではインストトラックがカットされているそう。
まぁ、ツールの「環境音」っぽいトラックって、僕はあんまり意味が分からないので、全然それで結構なのだけど、アルバムを作家の意図どおりに楽しもうと思ったら配信版を聴くのが吉であるもよう。

あと美術館に行くと美人が多い気がするんですけど、不思議……。
対して男性は別に、美男子が多いようには思わない。(普段から僕は、特に関わりの無い人間に対しても容姿を査定しながら生きているように思う)
東京って、こんなに美人ばっかりなんでしょうか。

というわけでリヒター展巡りをしたのだけど、二時間ぐらいは滞在するかも知れないと思って行動計画を立てたのだが、一時間ぐらいで見終わってしまった。
そもそも自分が思っていたより、展示スペースが狭かった。
ついでに見れる常設展っぽいところも見たけど、十五分ぐらいでめぐり終わった。
終わりだ……。
入場前の行列があったわりには、中に人が少なかったように思ったが、多分、みな同様に、パッパと見終わって退出していくのだろうなと思った。

想定よりも早めに渋谷に向かうことにした。
渋谷駅近辺で、お菓子を売っているお店を巡った。
美味しいお菓子が好きなのだ。
ただ、この後映画を二本観る予定なので、ケーキや生ものを買うことができない。
冬場とかは、保冷剤の耐用時間を無視してもケーキを買って帰ることがあるが、まだ若干気温が高く、かつ狭い映画館にケーキを持ち込んでかさばるのも嫌と判断した。
この日、ちょっと高めのチョコレートを複数個買って家に帰った。
何度かに分けて完食したが、ズバ抜けたものは感じなかった。
なんとなく思うのは、ケーキとか生系の菓子のほうが、味での差別化をしやすいのかなということ。
生の方が美味いもんなのだろうか……。

歌詞を数点買って、映画館へ。
映画は『オンリー・ゴッド』が先に上映され、終映の30分後に『ドライブ』が上映される。

オンリー・ゴッドは、最初観た時は難解なものだと思っていたけど、全然わかりやすかった。
主人公のライアン・ゴズリングがあんまり喋らないから、ミステリアスなかっこいいキャラなのだと思っていたけど、普通に無口な陰キャなんだなと。
多分、ドライブを観たイメージで、クールでミステリアスで頭も切れて強い男だと思ってしまってたのだと思う。
利己的で悪辣で支配的で無遠慮な母に飼い慣らされたかわいそうな青年。
父なる神に断罪される話か。
面白かったなぁ。
画面赤すぎてすごかった。
オンリー・ゴッドはお客さんが15人前後だったと思う。

オンリー・ゴッドを見終わってから、渋谷で一番美味しいパン屋さんにパンを買いに行く。
でもパンを持ってドライブを観るのもな……と思ってパン屋を通りから覗いたら、閉店時間が近いだけあって、商品も品薄状態だった。
そのまま店に入らずに帰った。
なんとなく、「買わなくてもいい状態」を期待していた自分もいた。
変な精神状態。

ホームレスと思われる人が、大通りの雨水ます(調べたらそういう名前のようだ)にションベンをしていた。
すごい。渋谷の大通りでチンポコを見かけるとは思わなかった。
二ヶ月くらい前に、電車の中でにやにやしながら着替えている男がチンポコ丸出しになっているのを見かけたばかりだったので、なお驚いた。
チンポコってそんなに露出されるもんなんですかね。

渋谷のTSUTAYAに行って、『キャバレー』『ベニーズ・ビデオ』『セブンス・コンチネント』『71フラグメンツ』『ゴールキーパーの不安』『火事だよ!カワイコちゃん』を借りる。
『キャバレー』のプロポーズのシーンが大好きなので再見したいと思ったため。
キャバレーは「名作旧作」的な扱いとなっており、1本だけ借りようとすると500円ぐらいするので、まとめ借り割引を適用させるために数本借りた。
ミヒャエル・ハネケの初期作品は意外と地元のTSUTAYAから消え去っていたので、ここで借りるしかなかった。ハネケを一作目から鑑賞していくという営みは、本来年に一回はやりたい。あー。映画を観ない人間に成っちまったな、俺は。
『ゴールキーパーの不安』は多分面白くはないだろうけど、ヴィム・ヴェンダース全作鑑賞のためには避けて通れない。考えてみりゃ、ヴィム・ヴェンダースのレトロスペクティブももう一年ぐらい前のこと。全然ヴィム・ヴェンダース鑑賞捗らん。映画もっと観ろ。
『火事だよ!』は、ハネケが好きな映画(観るべき映画だったか?)トップ10とかで挙げていた作品なので、これもいつか観ねばと思っていた。
他『Z』と『ファミリービューイング』とかも挙げていたけど、鑑賞できる手段がなかった。
やはり英語の読みと聞きができないと、鑑賞できる作品が非常に限られる。世知辛い。

ドライブは観客が多く入っていた。
平日だったので、遅い時間であるほうが集まりやすいのだろうが、やはりドライブの人気は高いのだと思う。
本来はドライブの後にオンリー・ゴッドが公開されたので、上映もその順番に倣うほうが美しいとは思うのだが、人気作の方を観客が集まりやすい時間帯に上映することにしたのだろう。やはり人気作。

映画の方は、やっぱり信じられないぐらいおもしろい。
緊迫するシーンから始まる。
主人公が全然喋らないのに、映像を見れば全てが分かる。
主人公とヒロインの関係性が切ない……。
予想の付かない展開ばかり。
もう何も言うことないっすよね……カッコよすぎ。マジで。
レフェン監督は独創的な作品を作れる人だけど、こんな風に原作付きの作品とかもやってほしいなと思う。
でも、ここまでかっこいい映画を作れてしまったら、この方向性ではもう作る必要が無いのかもなと思う。
007もオファーがあったけど、大作は制約が多いので、それよりは自分が作りたいものを作りたいっすと断ったらしい。
でも、『ノータイムトゥーダイ』を観たりすると、作品に破綻も生まれているので、レフェン監督が断ったのは正解だったのかもと思う。

ドライブもオンリー・ゴッドも、一時間四十分ほどだったので、存外短かったなと思った。
あー、ドライブおもしろい……。

こういう長々とした日記になる場合、二日に分割して、二日分の日記とすることも考えた。特に何も書くことがない日に、何も書かなくてもよくなるので。
でも誰に頼まれるわけでもなく毎日日記を書こうと決めたのは自分なので、そのルールのようなものを自分で緩めたりきつくしたりする意味もよくわからないので、もうこれは一日に起きたことの記録をありのまま書き留めるしかないなと思った。
こうなってくると、日記にするのが面倒なので、一日の行動量を制限すると行った自体も招きかねない。不自然な営み。

美術の展覧会、高いよなと思った。
場所に夜のだろうけど、この日の展覧会は2300円ぐらいだったはず。これでは気軽に観に行けない。
韓国では美術館には助成金があるので、入館料がかなり安いと聞く。
芸術の価値が軽んじられているように思わなくはない。日本。

・今日聴いた曲
長いけどやっぱりかっこいいんだよなぁ。
しかしかっこよさで言ったらラタララス越えはできないのも事実。
あー。
いや、まぁ、もちろん、ラタタラスが良すぎるという話なんですけど……。
やっぱりどう考えても、ラタララス良すぎるのよ。あー。ラタララス……。
ラタララスにまつわる記憶も吐き出したい。

 - 日記, 映画

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