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コロチキのオンラインサロンに入ってみた感想

      2023/03/04

前回→オンラインサロン雑感

コロチキのサロンに入った経緯と、入った後の雑感についてメモを書きます。
サロンの内部については細かいことを書くと怒られるかもしれませんので、触れなかったりぼかしたりします。

・経緯
そもそも2020年9月あたりから、コロチキにはまりました。
もともと好きだったドキュメンタルにナダルさんが参加されていたのですが、そこで「ちょっとこの人面白いのかも」と思うようになりました。
その後YouTubeチャンネルを見てみたら面白い動画が複数あったため、ファンになったという状況。
とにかく、ナダルさんが面白い。
お笑いでも音楽でも、何年も鑑賞していると、ある程度パターンが見えてくるじゃないですか。(特に近年のTVで露出するお笑いは型が作られちゃってるので飽きやすい)
けどナダルさんはとにかくブッチギリに「変」なんですよ。
「こんなこと言う人見たことない」の連続なのです…。
同年12月にはトークライブにも参加し、生ナダルの面白さがすさまじかったり、意外とエピソードトークがうまかったりと、その魅力に爆はまりしてしまいました。
その場で「実はオンラインサロンやるかもしれん。恋愛の」といったことをナダルさんが明かしてしまっていました。
「なにそれ。恋愛オンラインサロンってなに? ギャグ?」と思いましたよ。
だって意味わからんじゃないですか。

・サロン発足
3月になり、「ラブラブチキチキペッパーズ」というオンラインサロンが発足しました。

サロンの概要としてはおおむね以下のようなもの。
・月額千円
・会員しか読めないコロチキ二人のブログを毎日更新
・月に二度、コロチキ参加のZOOM会議がある
・コロナが収束したらバーベキューやドッヂボール等のオフ会イベントもやりたい
・コロチキがMCのオンラインコンパも不定期で開催
こんな感じの情報だったと思います。
で、「会員同士の出会いの場にもなる」「コロチキ好きという共通点があるから仲良くなりやすい」「コロチキを好きな人なんて懐の広い人ばかり」といったことも言っていた気がします。
あと、西野さんが恋愛観察バラエティ好きで、そういう感じの場にしたいとかも言っていた。

正直なところ私は、このサロンの活動目的は面白くなさそうだなと思いました…。
しかし、月に千円払って、生配信のZOOMでナダルさんのことを眺められるなら、価値はあると思いました。
でも、恋愛トークとかが主目的になっているのであれば、ナダルさんがあんまりしゃべらなかったり、面白いことをやらなかったりしそうでもある。
だから悩みましたよ…。
「ここで彼女ができるかも?」とはこの時点では一切思わなかった。
というか、出会い系として成り立たないだろうなーとすら思ってました。

・オンラインサロンで出会い系ってなんやねん
事前に、出会い系として機能しないだろうなーと思った理由は以下のようなもの。
・登録者の母数が多くないなら、そもそも仲良くなれる人がいるかどうかすらわからない。ネット上で知り合いになっても実際に会ったり交際に発展する可能性は低い
・仲良くなったとしても居住地が近くないと恋愛にならないだろう。そもそもどのマッチングアプリでも、住んでいるところの近さで登録者を絞り込める機能は必須。サイトを見るとWixで作ってあるので、あんまりサイト制作にお金はかけられてなさそう。出会い系に必要な機能を盛り込んでいるようには思えない
・出会い系はみんなが出会いを求めて登録するから、参加者が恋愛に意欲的。このサロンは実質コロチキのファンクラブなので、参加者のうち誰が恋愛をしたがっているのかわからない。参加の動機がバラバラな場で恋愛に発展させることは難しい。サロン全体がパートナー探しを推奨する空気になっちゃってるなら、恋愛に消極的な人がいづらくなりそう
・そもそもなんでコロチキに恋愛の面倒見られないといかんねん…と思う人も多そう
・出会いたい人が出会い目的でこのサロンに来るとは思えない。マッチングアプリで趣味欄にコロチキと書いている人を探したり、内部にコミュニティがあるサイトであればそっちで同好の士を探したほうが恋愛成就の可能性高いやろ
などなど。

入会に二の足を踏んでいましたが、結局、「自分が見てないところでナダルさんがめちゃ面白い活躍を見せてたら嫌」と思って、初回のZOOM会議直前に入会しました。

・入ってからの感想
まずZOOM会議について。
コロチキ二人がホストとなっているのですが、そこにコロチキと仕事をしている構成作家の男性が加わります。
ナダルさんは多分このサロンに前向きではないので、積極的な発言はあんまり見られない。
西野さんと作家さんで話を回していくような状態。
参加者は音声をオフにしていて、MCから指名されると音声をオンにしたりする。
ただしチャットは開放されているので、そこに好き勝手にいろんなことを書き込む。
MC三人がチャットで気になる発言があれば、それを読み上げてくれたりします。
会議の内容については、会員の方が恋愛にまつわる相談をして、MCに聞いてもらう。
MCがアドバイスしたり、会員がコメントで突っ込んだりアドバイスしたり応援したりします。
カメラをONにするかどうかは自由。
ちゃんと数えてはいないけど半分くらいの人がONにしている気がする。
コロチキに顔を覚えられたい一心で、僕はカメラをONにしてます。

・交流の場として
「出会いの場」としての機能は如何ほどか。
ユーザーが書き込み出来る場は「コロチキのブログへのコメント」と「掲示板への書き込み」のみ。
また、書き込みに「イイネ」する機能もあるので、そこから相手のことを認知することはあるかもしれません。
どちらも書き込んだりイイネしたユーザーの名前とアイコンは表示されます。
アイコンをクリックすると、該当ユーザーのプロフィール画面に入ります。
プロフィール画面では、ユーザーが設定したプロフィール文と、アイコンと、バナー画像を閲覧することができます。
で、肝心なところなのですが、ユーザー同士のメッセージ交換機能はありません。
なので、もし誰か気になる人がいた場合、その人の書き込みに返信をする形でコミュニケーションを取ることになります。
「どうやって仲深めるねんこれ」というのが正直な感想。
なんとなく、「恋愛観察したい」というのはこういうことなのかなぁと思いました。
生まれてこの方ずっと陰キャな僕としては、恋愛に発展させたい相手へのアプローチが周囲に露見しているのって、ちょっと抵抗がありますが…みんなはどうなんでしょうね。
ZOOM会議にて、「気になる男女同士がいればこの会議でしゃべってもらったりしてもいいですよね」との旨の発言がMCからあったのですが、「気になっています!」という同士が衆人環視の中で初めて言葉を交わすとか困難すぎじゃないですか?
僕だったら「この人が気になります」と発言すること自体が非常に恥ずかしいのですが…僕が奥手すぎるのか?
ZOOM会議でホストになっている作家さんのみにメッセージを送ることができるみたいなので、そこで「この人が気になる」みたいなことを送ってもいい、といった話もあった気がします。
あとサイト内に「運営へのご意見」を送れるページもあるので、そこで「だれだれが気になります」とか送れば、その人とコミュニケーションをとる機会を作ってくれるのかもしれないです。
ただどちらにせよ、みんなから観察されるというシチュエーションは変わらないもよう。僕は苦手です…。
あらゆる共同体になじめない人間なので、恋愛を共同体の内部で発生させるものというよりは、相手と僕だけのつながりの中だけのものであってほしいと思っちゃう。
陽キャの発想で作られていて、陰キャの考えが全然入っていなさそうではある。
ただ、恋愛バラエティに参加するような男女があんなにポンポン関係を深めていくのって、ギャラが出ているか、頭がおかしいか、自己顕示欲がバグっててガンガン前に出ていくことしかできないかじゃないですか。
あとそもそも、「気になる」ってところに行きつくほどの情報を得られないから、多分何も進まないと思いますが…私の考えすぎだろうか。

・掲示板が存在するけど書き込む人が少ない。
スレッドを立てる権限は管理者にしかないため、ユーザーが話題にしたいトピックを立てることができない。
また、スレッドがめちゃくちゃ少ない。
こりゃ盛り上がらんよね。。。
今でも盛り上がらないままです。

・会員数はどのくらい?
ナダルさんがYouTube動画で「300超えとるわ!」と言っていましたが、自分の見ている範囲だとそんなにいるのかな…? とは思います。
実際の人数はわかりません。
日記にコメントやイイネしているユーザー数と、ZOOM会議に参加している人数は大幅に違います。
自分の認識している範囲だと、前者の数に対して後者の数は7から10倍くらい差がありますね。
ちなみに、既婚者やパートナーがいる人も多数いらっしゃいます。

・みんな勝手に繋がりだす
これは面白い発見だったのですが、サロン開設から少し経った頃から、会員がTwitterで繋がるようになりました。
ZOOM会議後に「ラブチキ」でつぶやく人が多数おり、そこでみんな繋がっていった様子。
あとは会議後にコロチキのツイッターでZOOM会議で撮った写真をツイートしたりしていますが、そこにリプする会員さんもいた気がする。
クローズドSNSの機能については、会員同士が横のつながりを作りやすいとは言えない仕様になっているので、ないだろうなーと思っていたんですけど、意外な落とし穴がありましたね。
これは非常に面白い発見でした。

これが惜しいのが、サロン内でちゃんとした交流の機能を設けていたなら、こういった会員同士のつながりはサロン内で発生したはずじゃないですか。
けど意図してなのかそうでないのか、横の繋がりを作りやすい仕様にしていなかった。
そしたら外部で勝手に繋がりだしちゃった。
「会員の人と交流したくてツイッターのアカウント作りました」といった人まで出てきていました。
でもまぁ、よく考えれば予想できることではありますよねぇ…僕はその事象を目撃するまでわからなかったけど。
そりゃみんな繋がりたいですよね。
当然ながらTwitterアカウントを持っていない人もいるし、アカウントを持っていてもツイッターでそんな風に横の繋がりが構築されて行っていることに気づかない人もたくさんいるでしょう。
「なんとなく繋がれるなら繋がれると嬉しい」ぐらいに思っている人は、多分今も宙に浮いた状態になっているはず。
これが、サロン内でちゃんと繋がりができていくシステムにしていれば、ログインしている会員がどんどん繋がっていけたはず。
また、繋がっている人たちが交流する様を見たら、その気がなかった人たちでも交流に参加してきたかもしれない。
もったいないことしてるなー、というのがこの点についての率直な感想。
今から挽回できないだろうし、どうしていくんだろう。
まぁ、そのうちオフ会とかをやったら、そこで繋がりを作るような流れを想定してるのかな…。

・コンパ
ちょっと物議をかもしましたが、「追加料金有の人数限定コンパ」が行われていました。
そこでは男女がペアになってしゃべったり、連絡先交換が行われたもようです。
詳細について書くと怒られる可能性があるので、書きません!
でもまぁ、会員になる前は「追加料金徴収型のイベント」があることは告知されていなかったので、月1000円でフルにコンテンツを楽しめると思っていた人が違和感を持ったもよう。
冷静に考えたら追加料金徴収型のイベントがあってもおかしくはありませんけど、そういうことを全く想定していなかった人が多数いたもよう。
僕も含めて。
最初にそういうことも告知しとけばいいのにねぇ、というのは率直な感想。

・サロンとして面白いか
自分もそんな経緯で、会員の人とTwitterで繋がったり、ライブの会場で会ったりしたので、まぁまぁ楽しめています。
あとZOOM会議でいろいろ書いているとコメントを拾ってもらえたりするので楽しいです。
ただ恋愛サロンとして使いたいかというと、どうなんだろうなーとも思います…(笑)。
他、詳細について書くと怒られるかもしれないので、控えます!
でもお二人の限定ブログが読めるし、ZOOM会議は面白い(僕的には)なので、月1000円の価値はあります。

あ、そうそう、ZOOM会議については毎月2回行われますが、日にちや曜日は固定ではなくて、毎回バラバラのタイミングで行われます。
一応2週連続とかにはならないような配慮はされていると思うのですが、告知が突然だったりすることもあるので、予定を合わせづらいとは思います。

・なんでコンセプトが変な感じのサロンを立ち上げたのだろう
よしもとが芸人にオンラインサロンをやらせたがってるんだろうなー、と思いました。
多分コロチキが立案してサロン発足に向けて動いたというよりは、よしもとから「サロンやって」という話がきて、「それだったら恋愛サロンやりたいっす」って話になったんじゃないかなぁと…。
だってコンセプトが全然コロチキに合ってないし、サロンのホームページの仕様もがたがたでコンセプトに基づいたクオリティコントロールができていないので、急ごしらえ感が半端ではない。
と思って、何かニュースとか出てないかなーと思ったら、キンコン西野さんが2020年12月に↓のようなブログを書いてらっしゃった。

【吉本興業がオンラインサロン事業を始めるかも。。】

オリラジ中田さんやキンコン西野さんみたいに、吉本に頼ることなく自分で仕事を作っていくような起業家タイプの芸人さんがインターネットでのビジネスを成功させたのを見て、よしもとが同じシステムを他の芸人にも応用させられないかと考えたのだろうなと思います。

まぁ真相はわかりませんが、コロチキのサロンの話が出る前から「よしもとは芸人にサロンをやらせたいんだろうなぁ」と傍から眺めておりました。

・ジャルジャル
おまけ話です。
ジャルジャルもオンラインサロンをやっているようですが、こちらも同額の月1000円。2019年からやっているようなので、けっこう早い方ですね。
こちらのコンセプトはネタ作りサロンとのことで、ジャルジャルのYouTubeチャンネルのコントにサロン会員が出演することもあるそうです。
あとはネタ作りをZOOM配信で公開することもあるそう。
ジャルジャルのサロンに入っている友人に聞いたところ、けっこうグダグダしていて、二人がだべったまま時間が過ぎていき、「ネタ作らなw」とか言い出して、即興で掛け合いを始めたりするそうこともあるそう。
でもそれって、ファンにはめちゃくちゃ美味しくって、熟練のバンドのジャムセッションとかリハーサルを見させてもらえてるようなものじゃないですか。
それはうらやましいなーと思いました。
そこで公開されたネタがそのまま世に出るわけではないかもしれませんが、ジャムセッションで生まれた面白いアイデアが後々改めて制作されたりするかもしれない。
作家が没にしたアイデアを垣間見ることができるのって、ファンにとっては大きな楽しみになるはず。

これは公表されていることなので書いても問題ないと思いますが、コロチキのサロンでは、「ネタを作る会」が開催されました。
それは500円の料金を払ってチケットを買うシステム。
一時間の会議で、サロン会員が設定からボケからアイデアを出しまくりました。
で、それをコロチキ(主に西野さん)が拾い上げていき、「今回集まったアイデアでネタを作ります」と締めくくって会議は終了。
その後、ネタに仕上げていく過程は会員に公開されず、実際にライブで披露される際にどんなネタになったのかがわかる、というものでした。
僕は、ジャルジャルのやり方のほうがファンとしては面白そうだな、とは思いました…笑

※追記

続きを書きました→ コロチキオンラインサロン備忘録 21年8月~22年2月

 - コミュニケーション, コロコロチキチキペッパーズ, , 文化

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