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【童貞スーパーヒーロー】キャプテン・アメリカ ファースト・アベンジャー

   

観た後の感想と考察をざっくりと書くエントリです。
ネタバレは当然あるものと思われます。

これも単独の映画としては、そんなに面白くはなかったなぁと……。
この映画から見えてくるポイントとしては、キャプテンがどれだけアメリカを愛しているか、また、正義を貫こうとしているかという点でしょう。
彼は大義のために、童貞すら失わないのですから……!
ヒロインとのキスシーンがないのも決め手。
そう考えると、エンドゲームは泣けますね……!
いや、泣きはしなかったけど、あのシーンのトーンは良かったです。
音楽も、この作品で描かれた時代を彷彿とさせます。
でも冗談抜きに、MCU作品では「童貞」ってほぼいないんですよね。
アイアンマンはヤリチンマンだし、ソーも人間の彼女がいるし、ハルクだって彼女がいた。
そのうえ彼は、同じチームのブラックウィドウといい感じの中になる。
(そう考えるとハルクとウィドウのシーン、もうちょっといい感じに時間を作って描いてほしかったな……!)
そんなヒーローたちの中にあって、彼はラブとはほぼ無縁の男。
途中途中で、たまにキスしたりしていますが、それはキス止まり。
恋愛に対しては非常に奥手な男です。
少なくとも色恋で浮名を流しまくったトニーとは対照的に作られているはず。
詳しくはエンドゲームのところで書くことですが、ハワード・スタークの言う
「大義のために個人の幸せを捨てる」
生き方をしたのがキャプテンでしょう。
この初登場作品のエンディングには、それがわかりやすく表れてますね。
国を守るために、愛する女性とのダンスの約束を諦める。
あ、エンドゲームの最後がダンスなのって、ダンスの約束をしてたからか!
いまさら気付いた(笑)。

暗号を伝えて秘密の入り口をくぐるところで、31分30秒くらい。
これが二幕目へ入ったサイン。
けれど言うなら、超常現象があるということがわかってくるのがそのまた半分あたりのところなので、やっぱりディズニー映画って、一幕目の半分までを状況の説明に使う。
そして一幕目の半分あたりで、二幕目以降に踏み込んでいく新しい世界が介入してくるのがベーシックな作りになっているんですね。
勉強になる……。
マーベル作品って、ハリウッドで使われている脚本術のお手本みたいな構成になってますよね。
ハリウッドの脚本術自体には賛否があると思うのですが、ここまでコンセプトに徹底して組み込まれていたら、技術力を批判することは難しいでしょうなぁ。

映画でよくある展開に「冒険への召命の拒否というものがあります。
一幕目で、冒険(新しい世界に踏み込むこと)が主人公に求められますが、それを拒否するという展開がよくあるのです。
むしろキャプテンは、物語の最初から、新しい世界へ飛び立つことを強く望んでいる。
エンドゲームまで観終えてみて、キャプテンの心は一度も折れたことがないことに気付きます。
自身で楽観的な性格だと言っていましたが、弱気になることもない。
それだけ主人公の想いが強いということか。

せっかく超人的な能力を得たのに、戦場で活躍できず、マスコットキャラクターにさせられてしまうというのは面白かったですね……。
本物の活躍をする前だけど
ヒーローが滑稽な姿なのは、アイアンマンと一緒ですね。
初期の段階で、ヒーローが茶化して描いているのは面白いですよね……。
MCUが始動する前から、B級のような形でアメコミヒーローが実写化されて、酷評されてしまうということもだいぶ多かったようですから……。
そういった状況に対して、CGなどの映像技術も追いついてきたことから、やっとヒーローを正しく映像化できる時代が訪れたんですよね。
あえて茶化しを入れているのは、「アメコミ実写化の歴史は知ってるけど、いや、俺らはガチっすから」という意志の表明なのかもしれません。

アクションが若干しょぼい。特に爆発シーン……。
マーベルも最初は大当たり続きではなかったようなので、大変だった時期を乗り越えて生きているんですね。
にしても画面が暗い映画だ……。

この映画の感想はこれぐらいですね!
次の作品から私も超好きです。
ほんとスゲェ……

 - MCU マーベル映画, 映画

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