てやんでい!!こちとら湘南ボーイでい!!

映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

*

ブログで書くネタについて

   

このブログでは音楽と映画について書いています。

本や美味しいものについても書きますと宣言していましたが、そういった内容はこれまで書いていませんね……。
ブログってなに書くところ?
そもそもなんでブログやってるの?
ということについては後日考察してみよう……。

で、最近は映画のことばかり書いています。
なんか、書きたいなーと思う音楽にあんまり出会えていないことが理由ですね……。

邦楽だと、SKY-HIとNORIKIYOをよく聴いているのですが、ヒップホップって言葉の数が多いから、自分の得意とするみたいな行間を読んだり、考察したりという要素があまり発生しないのですよね。
だから「ブログに書くぜ」とはなりにくい。
なんか僕は、ただ感想を書くといったブログをあんまり書かないですね……。
まぁ、今の時代だったら、ただ感想を書くだけならSNSを使うのが一般的でしょうしね。
作品に触れて、自分の頭の中に湧いてきたものを整理する手段として文を書いている気がします。

あと、洋楽はまぁまぁ聴いているのですが、私は英語がわからないから歌詞の感想は書けないし、音楽の学問的なところや技術的なこともわからないので、全然書くことないんですよね。
よっぽど好きになって、歌詞やモチーフも調べて、それらが面白いと思えたら書けるんですけど……。
あと、洋楽については音楽的な知識をしっかり身に着けた書き手がWEB上にすでにたくさんいるイメージ。
自分の出る幕がない、という言葉がしっくりくる状態。
だからそれらを読んでいるだけで十分楽しめている。

そうなると、映画については書きやすいのですよね。
もちろんアート系の映画とかはわからないんですけど、ストーリーが主軸になっている作品であれば、台詞とか設定とか演技など、言葉で詳しく説明されていない部分を考察したりできる。
私がやろうとしていることって行間を読むというか、製作者の意図をくみ取ろうということなんだと思います。
自分がシナリオライターを志望していた時期が長くあって、いろいろな作品に触れてきたのですけど、次第に「なぜ面白いものを作れる人は、面白い物を作れる人たりえているのだろう」と考えるようになりました。
それで、面白いと思った作品を繰り返して鑑賞したり、作品を作った人のインタビューや本を読んだりするようになりました。
で、制作者の人となりに触れることで、その人がなぜこんな作品を作ったのかという意図や、作品に込められた意味を知れることがありました。
それが、すごく面白かったんですよ!
一見しただけではすべてを理解できない事柄に気付けるのって、パズルが解けるような快感がある。
ただ、そういう面白さってある程度調べたり、何度も鑑賞しないと気付けないことが多い。
なので、暇な私が調べて、書き起こしたら、暇がない人でも気軽に面白さを発見できる、かなぁと……。

でも一つ問題があるのです。
音楽について書いた方がツイッター上で拡散されるし、ブログへのコメントも付きやすいのです。
自分のエントリ自体、洋楽よりは日本語の音楽の方が圧倒的に多いです。
なので、今のところ記事へのコメントは、邦楽にしか付いていないです。

理由を考察します。

映画については精査された・密度の濃い情報がすでにWEB上に多くある。
また、海外の作家についての情報であれば、海外メディアがインタビューした、信頼がおけて精度の高い記事が翻訳されているし、私レベルの人間の考察や紹介を読む必要がない。
映画ファンの方って英語力が堪能な方も多いようなので、海外の記事や動画をそのまま理解できる人も多いもよう。
私の出る幕がない、って話ですよね。
なので、RTされたり、読まれる数が少ない。

対して、コメントがつきやすい邦楽についてはどうか。
まぁ、多分、あんまり質のいい記事がないんでしょうね。
紙媒体でもそれは同じで、音楽についてのボキャブラリが絶望的に乏しいライターさんが多いので、そもそもリスナーが音楽を深掘りしようとしても、どこにも行き場所がないというか。
特に歌詞について「何を歌っているんだろう」という解読作業がほぼ行われていない。
最大手のロッキングオンですらそんな状態ですからね……。
昔から言ってるけど、ミュージシャン同士の交流とか、ライフスタイルとか、思想とか、音楽への想いばかりが述べられている、ただのライフスタイルマガジン/アイドル雑誌化している。
作られた作品についてまともに書かれている場所が本当に少ない。
また、批判的なことが書くと広告を出してもらえないから、音楽誌や大手のメディアは批判的な面に切り込むことがない。
ただ、批判的なことも含めて書かれる場としても、地下室タイムズみたいな、2ちゃんみたいなノリしかない。
なので、私の入り込む余地があると思う。
いや、そんなこと言っても閲覧者数なんて全然少ないんですけど……最近まで、定期的にエントリをアップすることもなかったし……。

私、自分の特徴としては、いいとこと悪いとこが同時に目に入ってくるところがあると思っています。
いいことも悪いことも同時に見つける。
好きなものでも盲目的に好きではいられないんですよね。
分裂症的というか、集中力が欠陥した人間なんです。
たぶんADHDですね……。
けれど、その視点からしか気付けないこともあるかも……と開き直ることにしています。

話それまくり~
とりあえず、注目を集めたり、ブログ広告収入を増やしたいのであれば、邦楽について書くのがよい気がしてます。
けど、書きてぇなーって思う音楽に、最近巡り合ってないですね。
いや、スカイハイとノリキヨについて、細かい分析なんかしないでおすすめするエントリとか書けばいいのかなー。

ただ、ララランドのエントリはかなり受けたもようです。
19年の2月に、ララランドがTV放送された際、ツイッター上でララランドのツイートが溢れかえりました。
トレンド入りも果たしていました。
その流れに私も便乗して、ツイッターでエントリの宣伝をしました。
そのツイートは広まらなかったし、そこからブログに来る方はそんなに多くありませんでしたが(笑)。
しかしグーグルアドセンスによる収入が、その週めちゃくちゃ上がっていたのです。
その週だけで2000円くらい入りました。
ララランド効果やべぇ……と実感しました。
ララランドについては全シーン、全台詞の解説……というと素人の分際でおこがましいんですけど……をしたので、わりと精度が高いエントリに仕上げられたと思います。
あと、私がララランドを好きな熱をそのまま込められた気がします。
私、こんな風に、世の中で支持されるものと、自分が好きなものが一致することがなかなかないんですよ。
アンディモリの記事も、未だにツイッターとかでページを紹介してくれる人もいますが、あれも同様ですね。
めちゃくちゃ支持されているものに対して、自分も熱を入れてそのままの勢いで書けたというか……。
そんな風に、自分の好きなこと(書きたいこと)と、世の中に足りないこと(求められていること)が一致することって、あんまりないことですよね。
いや、クソド素人の言うことなんですがね……。
ララランドとアンディモリは、そういった「考察」「解説」みたいなものを普段は求めていない人にも突き刺さったアート。
作品に触れるうちに、「これってなんだったんだ?」と思うようになって、ネットをさまよううちに僕のページにも来てくれた人がたくさんいた。
なかなか、そういうアートって出てこないですよね。
だから特別なんでしょうけど……。

にしても、ララランドは傑出してましたね……。
私が知らないだけで、他にも、「多くの人が観て、観た後に作品についてもっと知りたくなる作品」ってあったのでしょうか……。
でもララランドで検索しても、私のページってそんなに上に出てくるものではないんですよね。
もっと上位に来るページは、ララランド放送後の一週間でどれくらい稼いだのだろう……。

おわり。

 - 映画, 音楽

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