複数の解釈が可能な業務文書を書くことは有害 230226
情報の共有は適切にされないと効果がない。
人によって解釈が異なるような内容の文書を共有する行為は、害悪ですらあると思う。
抽象的な書き方をしているので、どのような事象を指しているのか伝わりづらいとは思うのですが、業務に関する通知文書って、誰が読んでも同じ解釈になるようになっていなければ役割を果たせないじゃないですか。
業務文書って展開する前に複数人で精読するのが普通だと思うんですけど、そうはならないんだろうか。
可能であれば、事前に「このような質問が出てくるかもな」と思われるような内容は想定してQ&A作ったりしてもよいと思うのだが、そういう発想はないんだろうか……。
読んでみて疑問に感じる部分が出てきて、もう一度精読するのって手間だし、質問の文書を作るのも手間になるじゃないですか。
また、疑問に思っても、それを質問せずにスルーしてしまう人もいるので、実際に質問として挙げられるものって氷山の一角に過ぎないわけで……。
誤読したまま「理解したつもりになってる」って人も出てきてしまったら、結局、その文書が展開されたことの意味がなくなる。
言葉が重なれば重なるほど、意味が限定されていきますよね。
「うんこ」に「くさい」「でかい」と言葉を連ねていくと、具体的な象がうかびあがる。
「でかくてくさいうんこがいっぱい出てて、R氏が困っています」。「うんこいっぱい」よりも具体的な意味のある文章が成立したと思います。
もちろん、少ない言葉で、しっかりと意味が伝わる文書を作成できればそれが最適だ。
しかしそれは難しい。
まぁ、よくある話なので、そんなことを考えててもキリがないんでしょうけど…。
私は星野リゾートの星野さんという経営者さんが好きなのですけど、「言いたいときに言いたいことを言いたい人に直接言えるのがベスト」と話していたのだけど、そうですよね。
そういう環境であれば、言う人も、言う内容に責任を持つようになるし。
あと「みんなが情報にアクセスできるようにする。能力の低い中間管理職が部下に、情報の多さを武器にマウントを取るようになる」って話もあって、なるほどなーと思った。
情報を公開しない理由を突き詰めて考えてみたが、「恥ずかしい」というところに行き着いたと書いていた。
一次的な情報を開示してしまったほうが早いだろう、と思うことが多々ある。
昔の職場の上司が、
「積極的に人とコミュニケーションを取ってください」
「職場の質はコミュニケーションの量の総和」
「自分が見てきた能力の低い管理職は部下を一方的に見下し、コミュニケーションを取ろうとしない」
と言っていた。
その言葉を聞いてからけっこう年月が経過したが、的を射た言葉だなと今でも思う。
あと同じ人から、
「物書きになった方がいい」
「ただ長すぎる。長いと誰も読まないよ」とも言われた。
僕はその職場を離れた。
連絡先の交換も特にしていない。
ただ、その人も職場を離れたと聞いた。
元気にしているだろうか…
難しい。
労働が。
・今日聴いた曲
10日くらい前、レッチリライブが近づいてきていたので、過去の作品をアルバムごと聴き返す期間を設けていた。
まぁ名作と名高い『バイザウェイ』のアルバムなのだけど、アルバム自体はあまり聴いたことがなかった。
聴くのはバイザウェイと、キャントストップくらいだったかなぁと。
レッチリはアルバムの曲が多いから、聴き返すのにちょっと気力を要しますよね。
15曲以上収録されていることがザラで、アルバムで聴こうとすると1時間以上かかる。
で、この『バイザウェイ』を聴き返していたら、思っていた以上にコーラスが聴いたアルバムだった。
このレッチリ聴き返し期間で確信したのは、レッチリのコーラスワークはフルシャンテ由来のものだということ。
レッチリが叙情性を見せ始めたのは『ブラッドシュガーセックスマジック』だと思うが、ここに収録された名曲アンダーザブリッジに入ってくるコーラスはフルシャンテの母親とその友人からなるチームのものらしい。
フルシャンテの両親が音楽家であることは有名だけど、レッチリの作品に参加しているとは知らなかった。
フルシャンテがレッチリのベストアルバムに寄せたコメントでは、「母親の運転する車でエルトンジョンを聴きながら、どうしたらこんなコーラスを構成できるんだろうと考えていた」といったことが語られていた。
フルシャンテが母親の影響でコーラスワークに関心を持ち、その思索の成果をレッチリに持ち込んでいるんだろうなと思った。
で、バイザウェイはフルシャンテの音楽性が色濃く反映されたアルバムであることは有名なのですが、このアルバムに収録された曲ではコーラスが強調され、強い効果を出している。
聴き返してて、二曲ぐらいすごく好きな曲ができた。
特にいいなと思ったのがこれでした。
ビートルズみたいだなと思った。
フルシャンテ、レッチリ辞めてる間にドラッグにはまり過ぎて、前歯が溶けて、差し歯を作る金もなくてひどい生活を送っていたらしい。
しかしレッチリに復帰して良いアルバムを作って、さらに自分の音楽の才能を開花させて、こんなに綺麗な曲を作るようになるなんて、なんかいいですよね。
僕はこういう風に、音楽家の「ストーリー」を消費しているのかもしれないと思う。
でもいいもんはいいですよね。
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