不思議の国のアリス展でトーキンズヘッズのTシャツを着ている白人男性を見かける 220924
六本木ヒルズに「アリス」展を観に行く。
教養としてアリスについて学んでおかねばと思ったのでした。
六本木ヒルズの展示会なのでちょっとチャラいかと思ったけど、まぁまぁチャラいぐらいの感じだった。
すごく広い会場ではないけれど、まぁまぁチケット代が高いかなとは思う。
ルイス・キャロルの歩みについてのところはあんまり、面白くはなかったかもしれない。
アリス発表以降の本人のこだわりなんかは面白かった。
あと、「アリス」を研究した結果のようなものはあまりなかったので、そこは少し残念。
まぁ自分でアリス研究の本なんかを読んで勉強すればよいかなと思う。
アリスの世界観が、フランチャイズとか他分野でのリメイクなどでどのように発展していったかの説明は面白かったです。
アリス面白いです。
なんか、アリスの本編は、「ルイス・キャロルの言葉遊びの凄さが体感できない翻訳版に触れても仕方がない……」と思ってしまって未読なんです。
でもちゃんと読まなきゃダメだなと思いました。
不思議の国と鏡の国、読みます。
同じく「原語版がすごい」と聴いているために手を出せずにいるシリーズに、指輪物語があります。
昔、創作をしていた頃、近いところで創作をしている人の作品が「アリス」モチーフに思えた。
「青を基調とした服」「ふわふわのブロンド」「カチューシャ」などの特徴を備える少女は、「不思議の国のアリス」という作品の枠組みを超えて様々な創作物に登場するが、それらは、あのアリスが冒険をしているのかもしれない、という話を目にしたことがあった。
アリスはもはや神話の域に達しているのかなと思った。
僕はドヤ顔して、「アリスモチーフなんだな、なるほど」的なことを発信した。
創作主はそれに反応してくれた。
やがてその人が作ったアリスモチーフの作品は外国語にも翻訳されて、何十万人もの人が購入したという。
しかし「アリスモチーフ」であることに気づいたのは僕だけだった、と言われた。
みんな、気づいてても言わないのか、気づいてないのか、どっちなんだろう。
どっちであるにしても、僕は、そういう風に、創作家の核心に触れられるように努力したし、ある程度達成できたなという実感はある。
だからなんなのだろう、と思うけれど、多分僕は人間とのコミュニケーションの量が希薄だから、そのようにして、創作物に触れることを一種のコミュニケーションであると捉えようとしているのだと思う。
展示会を後にして、六本木ヒルズを出ようと建物内をしばしうろついた。
トーキンズヘッズの2ndのジャケットTシャツを着ている白人男性を見かけた。
僕はこの前、4thアルバムのジャケットのTシャツを通販で購入したばかりである。
この日、4thのジャケットを着ようか迷っていたとしたら、多分この時、悔しい思いをしていたと思うが、着てくる服候補にも入れていなかったので、残念な思いはせずにすんだ。
しかし2ndアルバムも大好きなので、2ndのジャケットTシャツも買おうかどうか悩んでいたのだった。
ほしくなった。
六本木から新宿に移動して、農家の台所で夕ご飯を食べた。
ソフトオンデマンド創設者の高橋がなりさんが、ソフトオンデマンドを離れていた時期に作った会社が経営している飲食店。美味しいのです。
野菜バイキングが美味しいのですけど、野菜が信じられないほど瑞々しくて、水分を多く含んでいるので、野菜バイキングを食べていると喉が全然渇かない。
新宿駅で解散したが、この日一緒にいた人とは、新宿の劇場でコロチキを見た後にメンズエステのお姉さんと一緒に飲みに行ったときも一緒だった人だった。
そしてこの日解散した場所も、メンズエステのお姉さんと別れたのと同じ場所だった。
メンズエステのお姉さんは顔がものすごく小さくて、全身から美人オーラを発していた。
ものすごい美人。
終わりだ……もう……全て……。
この前の日に、ゆりかもめでウィーザーのライブを一緒に見に行った昔の恋人のことを書いたけど、農家の台所にも一緒に行ったことがあったのだった。
あれももう10年も前のことですか……信じたくないですよ、俺は。
あー。おわりだ。クソ。
奇しくも、二日連続で初恋人のトラウマスポット巡礼することになっていた。
・今日聴いた曲
良い、良いと評判は聞いていたけれど、ジョニミッチェルのライヴ盤が良すぎる。
アレンジが絶妙に変更されていたり、メロディがけっこう変わっていたり、ライブならではのアドリブが利いていたり、楽しいライヴ盤のお手本のような出来では……。
ジョニミッチェルは、1stから順に聴いていっているが、「ライヴ盤は先に聴いちゃおうかな」という自らの誘惑に耐えて我慢してきた甲斐もあると言うもの。
めっちゃいい……。
しかしYouTubeにはこのライヴ盤の動画が上がっていない。
カントリー・フォークのバンド編成ライブなんです。
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