てやんでい!!こちとら湘南ボーイでい!!

映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

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裏垢を見つけずに生きていきたい 220730

   

日焼け止めのコスパについて考える。
この時期、ほんの10分屋外を歩く時でも、日差しのある日には日焼け止めを塗る。
顔、首、腕、そして手の甲に塗るが、これに2から3分はかかる。
屋外にいる時間は10分くらい…往復でも20分足らずなのに…と思う。
こうなると、なんか日焼け止めをせっかく塗ったのだしと思うので、他に外に用事はなかったかなと考え始めてしまうこともあるが、特に用事は見つからない。
なんかもったいないなと思うけれど、日焼けを避けるためにはこのくらいの労力やコストを惜しんでいる場合ではないのだと自分を納得させるしかない。
それを言い始めたら、僕は6月から9月ぐらいの期間しか日焼け止めを塗らないけど、冬でも塗っている人もおりますものね。
紫外線との闘いって大変ですね。
あと地味に電車の中でも日差しが入るし、洗濯物を干す時とかにも陽に焼かれてるなーと
感じる。
いつどこに紫外線がいるわからず恐ろしい思いをしておる。

先週「灼熱の小早川さん」を読了して、「人類は衰退しました」の1巻も読了した。
今は「人類は衰退しました」の2巻を読み進めている。

小早川さんは、発売直後に購入して、そんなには面白い印象を受けず、すぐに読み飛ばしてしまった。
今回もちょっとその印象からあんまり変わらない。
しかし「相手が匿名でやってるブログを読んでいる」という設定は、多分だいぶ早いんだよな、この時はまだ2011年だし。
これで相手のことを知った気になり、距離感を誤ってしまう、という展開も、ものっそい良かったと思う。
インターネットでの活動が、実生活にも影響及んでくるというネタも面白かった。
十代の、恋愛や人間関係が精神に大きく影響してしまう脆さの描き方も、好き。
大人になると、こういう「脆さ」は弱さとみなされるからか、なかなか人は表に出さない。
(表に出さないがゆえに、状態を維持することが不可能になるまでケアできないという怖さもあると思う)
三人称の田中ロミオの味わいは面白い。
ただ、自分としては、カタルシスがあんまりないようにも思えてしまう。
でも、自分が、実生活とかで女性と接する時に「この人が裏垢で肌を露出する系の女神様だったらどうしよう」と思ってしまうことがあるのは、この小説を読んだ弊害だったかもしれないなと思う。

SNSをかれこれ15年以上はやっていることになる。
昔創作をしていたころは、創作活動のためのアカウントを持っていた。
そうすると同系統の創作家の界隈の人々と繋がっていくこととなり、そうなるとそこでも、自分の日常であったり、創作についてであったり、まぁ、僕が思ったことのうち、そのアカウントで書き込んでよさそうな事柄を書き込んでいくことになった。
自分がその創作に身をやつしていた期間は、6~7年程度だったろうか。
その間に何人かの女性と付き合ったり別れたりしたが、自分から、そのアカウントを持っていることを打ち明けたことはなかった。
ただ、「そういう創作をしている」ということと、「その創作についてのアカウントを持っている」という話はしてあった。
付き合った人の中には、「アカウント見てみたいな」という人もいた。
僕は恥ずかしいから嫌、と辞した。
自分語りを大いにかましていたり、ふと思ったどうでもいいことをつぶやいたりしていたり、などなど、なんとなく、「この自分を彼女に見せたくないかも」とは思った気がする。
するとどうなるかというと、彼女は僕の創作アカウントを見つけた。
一人は、僕が会話に出した作品名とかをエゴサして見つけたようだった。
もう一人は、「知り合いかも」に、僕がよく名前を出していた友人創作家が出てきて、そこからたどったのだといった。
後者はある時に「実は見つけてしまった」と告げてきた。
で、「こういう風に色々思っていることがあるんだったら私にも話してくれればいいのに」と言った。
二十四時間のうち、六時間睡眠をとるとして、ほか十八時間に思考することをすべてあなたへのメールとかLINEにしたためるとか無理じゃないっすか…何言ってるの…? と、僕は思った。

前者の方で言うと、「多分この人、俺のアカウント見てるな」と思うことがあったので、面と向かって「僕のアカウント見てるでしょ」と聞いてみた。
彼女はわかりやすく目をそらしながら、「見てないかなぁー」と言った。
「ほんとに? 別に怒らないよ」と続けて聴くと、「ほんとうだよ。嘘ついたら後から困るもんね」と彼女は言った。
正直言うと、見られるようなこともあるだろうなとも思っていたので、別にどうでもよかったけど、僕はこの時に、「この子は俺のアカウントを探り当てて、こっそり読んで、見てるのかと聞いても嘘をつくんだな」と思った。

その子と別れて、別れた後にお茶を飲みに行く機会があった。
その時に改めて「アカウント見てたでしょ」と聞いたら、「見てた」と答えた。
「何であの時に、見てないって言ったの?」と聞いたら、「え、そんなことあったんだっけ」と言っていた。
本当に覚えていないのかはぐらかしたのかはわからない。

僕は生活の中で知り合った相手のアカウントを探すことがない。
また、相手の携帯電話の中を見ようもしない。
多分、自分がそれをされたくないからしない、ということもあるけど、見ちゃいけないものを見ちゃって後戻りできなくなったら怖いとか思うのかもしれない。
僕は頭が悪く、人間の言動を脳で解釈したり処理することが苦手なので、アカウント探しや携帯電話の中を見ちゃうことで得る情報が僕のキャパオーバーになることが明らかで、それを避けたいのかもしれない。
自分の目に映っているそのままのものだけが世界だ、と信じていたいのかもしれない。

そういう風に、付き合った女性にも隠していたいことだらけだったので、今後付き合うなら「自分をそのまま曝け出さねば」と思っているのだけど、そう考えると、「曝け出すとか無理だな」と思うようにもなり、女性に近づけない。

そういえば、最近、「付き合うのかもしれなかった」女性にすごくよく似たパーソナリティとプロフィール画像を持つ女性アカウントを見つけてしまって、すごくショックな気持ちになった。水商売で働いていたりするように見えるアカウントであったので。。。いや、いいんですけど。
ただ、その人であるかどうかの確信が持てず、2週間ぐらい、定期的にそのアカウントを見に行ってしまった。
「その人でない証」もしくは「その人である証」および、「僕と付き合いそうになっていた時に他の男の影があったかどうか」がわかるものがほしかった。正しく絶望に落とされたかったのかもしれない。
結局その後、「その人でない証」が見つかったので、そのアカウントを見に行くのはやめた。
辛い時期であった。

・今日聴いた曲
夜中に聴いてると死にたくなります。変な曲。

 - 日記

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