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一番迷惑かけない死に方を足りない頭で考えろ 20220622

      2022/07/28

天気が悪かったが、すぐに乾きそうな物だけ洗濯した。

中華街に行って中華を食べた。
有名なお店が廃業したというニュースを聞いていたので、閑散としているかと思ったけれど、平日の日中にしてはだいぶお客は多かったように思う。
学生服を着ている人も多かった。修学旅行やら遠足で来ているのだろう。

中華街で食べる中華は信じられないぐらい美味しいと思うが、やはり美味しかった。

同じ趣味を持つ人と行ったのだけれど、既婚男性が一緒に仕事をした女性を口説いて、断られたという噂話を聞いた。
信憑性は高いように思う。
昔から、不倫話を聞くと気分がとても悪くなる。
子どもの頃から、既婚者が婚外セックスをするドラマなどを見ているととても気分が悪かった。
自分の家では父も母も婚外恋愛やセックスをしていなかったと思うのだけど、幼心に何かを察して、婚外恋愛婚外セックスによって、自分という扶養者はなすすべもなく地盤が崩壊して放り出されるのではないか、という恐怖を抱いていたのかもしれない。
何か自分でもハッキリとは覚えていないトラウマでもあるのだろうか。

この日一緒にいた人は、同好の士の集まりで知り合った人で、かなり年齢が離れている。
恋愛や性愛目的ではないけれどたまに会う。
この前、また別の年下の異性とお茶を飲む機会があって、お茶代を自分が持ったら、「パパ活ですかこれ」と言われた。
たしかにそういうことになるよなぁ……と、自分でもショックだった。
援助交際(エンコー)という言葉が90年代に流行り、00年代はそれらしき言葉は下火となり、10年代半ばから「パパ活」という言葉でエンコーと同様の営みが復活したように思う。
下火となっていたように見える期間は、そういう営みはあったのだろうか。
ないことはないだろうけど、今ほど盛んではなかったということなのだろうか。
謎。
まぁ、もう30代も半ばなので、相手のためにも、プライベートで接触を多く持つ相手は選ばないといけないんだなと思った。

以前からよく名前を聞いていた、横浜山下町にある「えの木亭」に行った。
徒歩だと急な階段や坂を越えないといけないので気をつけなければいけないと思った。
お店の雰囲気はネットで見たとおり。
ケーキも美味しい。
しかし飲み物がちょっと惜しい。
ロイヤルミルクティーがなく、通常のミルクティーしかない。

僕たちが入る前に、お店の前のテラスには入店待ちの客がいた。
最初に呼ばれた、ちょっとハイソっぽい女性二人が、入店するなりすぐに出てきて、「すみません、やっぱりキャンセルです」と店員に告げて帰って行った。
感じ悪いなと思ったけど、まぁ、客なので選ぶ権利はあるだろう。
何が気にくわなかったんだろう。
まぁちょっとお店が狭いのと、暗いなとは思ったけど。
いろんな生き方があるなと思った。

一緒にいた人の家族の話になった。
その人は、「自分はかわいがられるタイプの子どもで、自分の姉はやかましかったので、自分がかわいがられた」といった話をしていた。
自分は相づちを打っていただけだった。
家に帰ってから考えてみると、自分も同じような境遇だったっぽい。
記憶が全くないけど、僕は祖母に「あなたは昔はすごくかわいかった。外に連れて行くとみんな抱っこしたがった」という話を聞かされた。
それが事実だったかどうかはわからないけど、祖母がそういう話をしていたことは事実。
僕には兄がいるが、兄は僕がかわいがられていたことに嫉妬していたと話していたことがある。(実際に僕が可愛かったかどうかって話ではなくて、兄からしたら自分が一身に受けていた愛情が、赤ちゃんに取られたように感じるのだろう。まぁよくある話ですよねこれは)
嫉妬に駆り立てられて僕を虐待していたという話を大人になって話された。
僕は「死ね。人の心をぐしゃぐしゃにしておいて、そんなくだらない話を聞かされて許す気になると思うか。本当に死ね。一番迷惑かけない死に方を足りない頭で考えろ」と思った。今でも全く許す気になれない。暴力を振るわれた側の心境ってそんなもんですよ。
世の中、暴力ってけっこう普通にあるもんだと思っていたんですけど、ないんですね。

僕がその子に、「僕も似たような環境だったかも」と言わなかったのは、自分の話をすることがうざったいと思われそうだと思ったのか、自分が話したくない生育環境に触れねばならないと思ったからなのか、僕のことを人に話したくないのか、よくわからない。
俺の興味ないだろうし俺の話してもしょうがないよな、という思いはあるにはあると思う。
若い頃は、「自分をオープンにした分だけ相手も心を開いてくれる」ということが実感としてもあったので、自分のことをよく話した。
でも今はあんまりそういうことをしない。
自分のことが恥ずかしいのかな。
自分をオープンにした分だけ、人間関係で傷つくリスクが大きくなることがわかったからかもしれない。
まぁ、いずれにせよ、これでは、人と深い仲を築けるはずもないな、と理解はしている。

でも、この時に、彼女に僕の話をしなかったことが今でも少しに気になる。
そう考えたら、やっぱり、僕は誰かに自分のことを知ってほしいんだろうな、とは思う。

家を出るときに、電車の中で読む本を持ってくるのを忘れてしまった。
どうせ本を読まずにスマホをいじっている時間のほうが長いくせに、持ってくるのを忘れたら忘れたでいらだつ。
多分、忘れてしまったというショックが大きいように思う。
忘れたりミスしたりした自分を認めたくないというか。

今日聴いた音楽。
15年ぐらい前に出た最初のアルバムを聴いたときからずっと好きなフランス人。
知らない間に2枚連作のミニアルバムが出ていたもよう。
かっこいい。
この人は適度にアホで、キャッチーでノイジーなリフを作るのが上手。

 - 日記

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