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【原作レイプオブザイヤー2017】奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール【サブカルクソ野郎原作レイプ映画】

   

アマゾンプライムに入っていたので、観たんです。

けどなんか薄い映画な感じがしたので、ざっくりと書きます。
この映画を観たって人が周囲にそもそも少ないのですが、観た人の口からも肯定的な意見を聴いたことがないです……(笑)。
なんかモテキでウケた部分をまた繰り返したがっているのに、上手くいっていない辺りが見ていて痛々しい……。
この人は原作のある作品を、ストーリー的には薄めて、自分の好きなもの……「これ良い趣味してるっしょ」を振りかけていくという、映画史でも類を見ない手法での原作レイプに成功しています。
モテキも民生ボーイも、原作の時点で著者が自身のサブカルクソ野郎臭に自覚的なのに、そこへさらにサブカルクソ野郎臭を強めるというのはさすがの離れ業。

・漫画の方が面白い
町山智浩さんが漫画版との比較をされていましたが、その際に読んだ覚えのないシーンの話をされていました……。
映画公開にあたって、もともと出ていた漫画に内容が追加された版が出ているんですね。そっち読んでねぇっす。


↑これが増補版

↑これがもともとのバージョン
けれど町山さんの解説でとても良く分かりました。
原作の漫画がホラーだという話。
あと、女がエッチするたびにアガっていくって話。
けど町山さんの話に異を唱えるわけではなく、原作への突込みとして、むしろあかりちゃん落ちってってないかなと……。
だって男レベル(仮称)としては、編集長が一番上で、その次に先輩編集者、その下にコーロキくんでは……。
コーロキ君といううだつの上がらない男からスタートして、先輩、編集長といけば「アガってる」けど……あかりちゃん、こーろきくんと付き合う理由がわかりませんでした。
あとアパレル業界だったらMARE編集部以外の男性ともばりばり接点があるんじゃない……?

大根仁さんのほうでは、最後、なぜあかりが一緒にいるのが「なんかかっこいい外国人男性」になってたんだろう……。
ハリウッドスターでは突拍子がないというか、現実感がないということ?
本物のハリウッド俳優に演じてもらうのは無理だとしても、架空の大物ハリウッド俳優をでっちあげるのはできるはず……。
なぜ「ただの外国人男性」にしたんだろう……。
あれではあかりがアガっていったのかどうかわからないじゃん……。
しかもなぜ編集長が語った過去と被る形にしたんだろう。
コーロキも、案野丈として成功した後に待っているのは、編集長みたいな意外と寂しい仕事人間としての人生だってこと?
にしても浅い作り………………。
原作者とちゃんと打ち合わせていれば、原作で描かれていた意味のある描写の無意味な改変をすることにはならなかったのでは……?
大根仁イズム的なものを出したいのであれば、もっと大胆に変えていいと思うしなー……。

そもそも水原希子ちゃんって、けっこう個性的な顔立ちをしていて、みんながすっごくすっごく好きってタイプではない気がするんです……。
いや、綺麗だと思いますし、映画の中で表情がころころ変わるところなんかも愛おしくなってくる感じはしたんですけど。
いやしかし彼女、K-POPのアーティストと浮名を流していたりするし、リアルあかり感はありますね。

↓この水原希子ちゃんが画面いっぱいに出てきてるところ、ちょっと気持ち悪い……水原希子ちゃんのせいじゃなくて、これはなんかキモイ。綾波が水槽にいっぱい入ってるとこみたいで……。

・大根仁のすけべ感がほんとに嫌……。
なんか単純に、あかりちゃんをオレ好みの女に仕立てていませんか……?
衣装の伊賀大介さんとすごく綿密に打ち合わせて、すごいヒロイン像にしようとしていたようですが……。
普通にめちゃくちゃモテそうな女子ファッションやん。
あの感じの女の子が、言い寄ってくる男全員とエッチしてたら大忙しでは。

主人公がすけべ過ぎてすごい嫌……。
あかりがお尻を突き出しているところを眺めまくるとか……。
マンガならまだデフォルメされてるから、「一瞬」の出来事を印象的に描けるけど、映像でやってしまったらケツを見てる時間がだいぶ長いことになってしまうやん。
あと30代の男にしてはエロすぎでしょうよ……。
あと「女々しく駄々をこねる」みたいな演技が、ちょっと直視できないくらいキツかったですね……。

あと、ヒロインにエロいことやらせまくってるとこも、必要性なくないっすか……。
男が彼女のとりこになっている理由付けみたいなことなのかもしれないけど……。
でもやってることは耳舐めだったり、普通に女の子もやるようなことしか描かれてない。
あかりという女の子が「特別な子」という面を強調できていないなーと思いました。
ふつうに、有名な女優にエロいことさせたいってだけだったんじゃないのか、あれ……。
そう考えると、エロい演技もしてくれて知名度の高い女優……という消去法で水原希子だったんじゃね? と思えてしまう。

・サブカルクソ野郎
大根さん、サブカルクソ野郎感の極みみたいなとこあるし、自己顕示欲強すぎて嫌……。
岡村靖幸さんのアルバムのリマスター盤で追記されたライナーがあるのですが、ベースボールベアーの人と大根さんの文章ホントに嫌だったっす……。
3ページにわたって、自分の現在進行形の女性関係を書き綴るという暴挙……金返せよほんと。
あと人のことむやみやたらに見下しすぎ。
岡村靖幸さんのライブレポートで、会場でライターさんが大根仁と、在日ファンクのハマケンさんと立ち話をしていた時のことを書いているのですが、
「もうお前いらねぇな(笑)」
と、大根がハマケンさんに言っていたらしいんですね。
ハマケンさんは苦笑い……。
冗談でも言っていいことじゃないよなー。
あと、人間性のクズさで言ったら、宇野惟正さんの仕事を卑下するようなことを雑誌で書いていて、それを本人にツイートされるということも起こってましたね。
あぁ、そういえばライムスター宇多丸さんにもすごく嫌がられてますね……。

監督ディスで締めるのもなんなんですが、あんまり書くこと思いつかなかったので、おわりです。
あぁ……奥田民生さん、よくあの映画に曲提供したな……。
モテキ以降、ヒット作を出している印象が無いのですが、あの人は大丈夫なのかな今後。

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