そんなつもりじゃなかったマッチポンプ
コロチキの動画で過去に、ライセンスの藤原さんと嫁さんを招いた動画企画で、「ナダルさんが藤原夫妻の悪口を言っているのを本人達にこっそり聴かせる」というものがあった。
企画したのはおそらく西野さんのほう。
悪口を喋った後、ナダルさんのもとに藤原さんが来て、「全部聞いていた」とネタばらしをして去って行く。
その後ナダルさんは開口一番、西野さんに向かって、「おいクズ」とシンプルな言葉を発した。
シンプルなワードでとても好きだった。
ナダルさんが、YouTubeチャンネルの男性スタッフのことを「ただのおじさん」と言ったりしているところを西野さんが録音していて、それを男性スタッフ本人に聞かせる動画があった。
ナダルさんは男性スタッフに対して悪口ではないけれど肯定的ではない意見を言い、西野さんは悪口を引き出すように話を誘導している。
男性スタッフはそんなもようを10分ぐらい聞かされる。
ナダルさんは西野さんに「それを本人に聞かせてどうするの? どうやったらお前みたいな人間が育つねん」と蕩々と諭した。
「どうやったらお前みたいな人間が育つねん」好き……。
『牯嶺街少年殺人事件』という台湾映画がある。たしか3時間半ぐらいあるけどめちゃめちゃ面白い。
主人公の妹が、姉と主人公が二人でこっそりいろんな話をしているのが気にくわない。
妹は父に、主人公の犯した小さな罪をバラす。
姉は妹に苦々しい視線を向けるが、妹はそんな姉を出し抜いたことへの優越感を覚えたのか、挑発的な目線を返す。
父は主人公に厳しい折檻を加える。
主人公は泣き叫ぶが暴力は止まらない。
妹はその様を見て恐ろしくなり、泣きながら止めるよう父に懇願するが、父は手を止めない。
妹ははじめ、こんな結果になるなんて想像していなかったのだろうか。
想像していたが、現実となった時に目を背けたくなるようなものだったのだろうか。
『ピアノレッスン』で、主人公がピアノのレッスンとエロい行為に夢中になり、娘を放任する時間が増えた。
娘はスネて、父に、主人公と男がピアノのレッスンではない行為を働いていることを密告する。
その後父は、主人公に対してけっこうひどいことをする。
娘は泣く。(まぁ、そりゃ泣くよね……)
この娘はどのような結果になるかは考えていなかったと思うけど、おそらく、母である主人公の不貞行為は告発したいという意志はあったのだと思う。
「そんな結果になるなんて思わなかった」系って、告発した側も辛い思いをするんですよね。怖い。
「自分が望む結果」が何なのかを考えられないような局面って人生にはありますよね。
・今日聴いた曲
なんか秋から冬にかけて、天気が悪くて空気が冷たいときに聴きたくなる。
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