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映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

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はだしの女の人を観ると劣情を催す 220720

      2022/10/07

財布をまた見に行く。
気になるメーカーの長財布は3パターンあり、フラップが付いててボタンを留めるタイプのもの、そのままパカッと開くもの、ジッパーで閉じておけるものがある。
そのままパカッが使いやすそうだったけど、お札入れのところが、「革の裏地」がむきだしになってるので気になった。
なんかざらっとしてて、ちょっと気になるんですよ……。
ジッパーで開く物が、目に入る範囲全て革の表面になっててよさそうだった。
けど買わなかった。
開いたときのデザインも気にして買おうかな、と思ってきた。

暑かった。

はだしの女の人を観ると興奮する。
なんかいろいろ想起させるのだと思う。

ベルトを買いたかったのだけど、プライムセールで買えばよかった、と思った。嗚呼。
ベルトはそんなに「当たり外れ」の感覚がなさそうなので、こういう、「当たりも外れもないでしょ」というものをネットのセールで買うべきだなと思った。

白髪が増えていることを確認した。
二十歳を過ぎたあたりから、白髪が生えるようになった。
本数としては多くはないと思うのだけど、気になって抜くようになった。
生えてくると言っても、特定の箇所から生えてくるようで、だいたい月に何度か確認して、白いものがあったらピンセットで抜く。
しかし加齢もあり、「ここにも生えてるんかい」というものが増えてきたので、処理しなくなったらどんな感じになるのか確認しようと思い、二三週間前から、抜くのをやめてみた。
この日、白髪がどんなもんか見てみたら、二三週間で伸びてきたとは思えないような白髪が複数本見つかった。
長さ的に、二三週間前に見つけられなかったとは思えないので、多分新しい白髪毛根が発生したと思われる。
自分が思っていたよりもこの二三週間はストレスが多かったのだと思う。
とりあえずもう少し放置して様子は見ようと思うが、今後についての選択肢は三つ……
「白髪放置で生きる」
「白髪を抜いて生きる」
「白髪を染めて生きる」
放置については、黒の中に白いのが少数混ざっているのは見映えが気になる……。
いや、もともと映えるような見映えではないのだけど、色が混ざっているのが気になる。
まぁ自分の老いを認めたくない、他者から老いていると思われたくないという意識もある。
白髪を抜いて生きるのもありだけど、多分自分が見えてないところには生えているだろうし、これには限界を感じている。
誰かに白髪抜きの協力を請う手段もあるが、人に頼めるようなことでもない。恋人とか、そのぐらいの距離感の人間には頼めるだろうけど、悲しいかなそういう相手はいないのである。
白髪を染めるといっても、たかだか数十本の毛のために、全体を染めるというのもなんだかなぁ……と思う。
あと、自分は今のところ髪を染めたことがないので、初染髪が白髪染というのも、なんか恥ずかしい。

白髪を抜くという行為について、僕は多分抜毛症の気があるので、そういうものでもあると思う。
なんか、白髪抜きに成功すると、「やったな」と手応え感じてます。

白髪を抜くで思い出したけど、幼い頃に、父親の白髪を抜いて一本十円とか五円の小遣いをもらっていた気がする。
そのうち父親の白髪の数が増えたためだったか、そのアルバイトは終了した。
父が椅子に座り、僕はその父に肩車のような体勢で乗っかって、白髪を探索した。
自分が父との関係で思い出せる、数少ない親子っぽい記憶の一つだ。

そこから連想して思い出したのが、父から「母や祖母や祖父から自分が責められてる時に弁護してくれたら50円」とかってものがあった。
自分の当時の同居家族構成は父母母方の祖父母、そして僕と兄弟だった。
あんまりはっきりとした記憶はないが、父と母サイド(母と祖父母)での諍いは日常茶飯事で、怒鳴り合うようなことも頻繁に起こっていたと思う。
怒鳴り合うまでにはならずとも、小さな諍いが多く起こっていたので、父は味方を必要としていたのだと思う。
そんな弁護のバイトを依頼された時、自分は引き受けるのに抵抗はなかったようなので、子どもの目から見ても父が劣性なのは明らかで同情していたのかもしれない。
あるいは、諍いを見るのが嫌すぎて、自分で何かしらの仲裁をしたい気持ちもあったのかもしれない。はっきり覚えていないけど……。
ある時、父方の親戚の家に行った時に、母方の祖母が、僕が父から弁護の依頼を受けていることを父方の親戚に暴露していた。
「もう、ずるいー」と笑いながら言っていたのが印象に残ってる。
言わんでもいいやん、そんなこと。
多分、自分が嫌いな人のことを嫌う理由を周知したがるのでしょうね。

考えると、母も、ムカついてることを言わんと気が済まない人間だ。
家族の諍いが暴力沙汰になって警察を呼んだことがあったのだけど、来た警察に家族のもめ事とか関係性についてべらべらと喋って警察を困らせてた。もしかしたら警察もそういう話を聞くのには慣れてるのかもしれないが。
その時に、家族の非を突くような言い方、苦労しているのは自分だけなのだという自分を擁護するような言い方をしていて、恐怖を感じた。
でも、それを、今後の人生で関わることのない人間に周知してどうすんの? という思いしかない。
まぁ、人に言う振りをして、家族にもそれを聴かせる意図があったんでしょうけど。

父方の祖母が亡くなった時に、葬儀の場でも同じようなことがあった。
父方の祖母は父のことを敬遠し、(まぁそりゃ避けるわと思うような事情がある)晩年は父からの電話にも出ず、父方の祖母と同居している親戚は、「お祖母ちゃんは電話してくるなって言ってる」と言い電話を切ったりしてたという。
葬儀の場では「私達もそうしたくはなかったけど、お母さんがそうしないとひどく怒るから」と申し訳なさそうに言っていた。
僕の記憶の中の祖母は穏やかでにこにこしていたけど、同居する家族には厳しかったっぽい。
父も幼い頃は祖母から怒鳴り散らされたり暴力を振るわれたりとしていたらしい。昭和中期には日常的にあったようなことだと思われるが。
父が祖母から避けられていたという事情をほぼ知らなかった自分はなんとも思わなかったが、まぁ、父方の親戚がそういう事情説明をしたからには「そうだったんだね」と言うしかない。
しかし母はそこで食い下がらず、なぜか、「でもお義母さん、本当は○○(父)に会いたかったと思いますけどね」と父方親戚を問い詰めていた。
もしも父方親戚が、亡くなった祖母のせいにして、本当は自分たちが父と祖母を遠ざけていたのが真相であったとしても、「うん、本当はそうだよ、ごめんね」と謝る展開になるはずがない。
母がどこまで考えて、その発言をしたのかわからないけど、僕は今でも、その時に「そんなこと言ってなんの意味があるんだ」と言わなかったことを後悔している。
変な人間だ。

嫌な家族だな……。
家族の嫌な思い出を思い出そうとするときりがなくなる。
こういう自分が誰かと家族になることは困難だよな、といつも思う。

自分も、自分が嫌だと思った人間のことは、嫌だなと言わないと気が済まない質なので、受け継いでるんだろうなと思った。

この日は疲れて、筋トレしている間に目をつむったら、朝まで目が覚めなかった。
最近こういうことばかりだ。
最近特に疲れているのか、ここのところ蓄積されていた疲れが限界に達してきているのかは不明。
どちらにしろ僕は睡眠を優先した方がいいのかもしれない。

・今日聴いた曲

ヤ・ヘイって、ヤハウェのアナグラムかなと思った。ヤハウェのこと詳しく知らないけど。
やっぱり勉強が必要だ。
「自分が過ちを犯したって気分にならずにいられない でも忘れちゃうんだ」
「母国は君を愛していない 祖国は君を愛していない だったらどうやって何かを愛せるんだ」
すごい歌詞だ。

 - Vampire Weekend, 日記, 音楽

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