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映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

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どうでもいいことを書くよう心がけたい220918

   

人類は衰退しましたの短編集を読み進めている。
ライトな読み口。
やはり長編とは違う。
長編の『人類は衰退しました』は終わってしまったんだなぁ……感慨もひとしお。

短編集、2冊同時に借りてきたのだけど、間違えて後に出た方から読んでしまった。
こういうどうでもいいにもほどがあることを書こうと思って日記を付け始めたことを思い出した。
どうでもいいことを書くよう心がけたい。

田中さんは、人間の心の闇を描く。
すごく雑な言葉を使うのだけど、深い心の闇を描く。
深い心の闇に触れようとすると、その解決を物語の中で描くことは一筋縄ではいかない。
でも、「深い心の闇」は商材にもなる。
けれど多くの作家は、深い物を描けないのに、深いものを込めた風にして、とりあえず大げさなストーリーを展開して誤魔化す。そして「深いことを描いた」というツラをする。
深いところに進んだけれど、解決することができず、瓦解する作品もある。あるいは、強引にハッピーエンドに持ち込んだり。
けれど、田中さんの物語では、しっかりと解決が描かれる。
それがすごいんです……。誠実かつ理知的な証だと思う。
あんまりこういう人はいない。
村上春樹の詩的な日本語配列には惹かれるのだけど、今、冷静に考えてみて、僕は田中ロミオさんのことが一番好きであると思っている。
いわゆる「恋」っぽいものはほとんど書かないのも面白い性質であるように思う。
想い方が、いろんな思いを含んだ恋情であるように想う。面白いんですよ。

具体的に「心の闇とは」とか「深い闇とは」とか、「こういう作品があると書いたが具体的にはどんな作品のことか」とか、そういうことをしっかり書くべきであるよなとも思う。
書こうとしないでいると、やがて思考しなくもなるなと思う。
思考しなくなると、そういうことを思考しようとする人間であったことも忘れてしまう。
そう、俺は、心の闇を描く作品が大好きだった。。。

家にゴキブリが出た。
台所に、小さい小さいのが出た。
発見してもあまり逃げ回らなかった。
台所で殺虫スプレーを噴射することに躊躇いはあったが、殺すことに失敗して逃げられるよりはマシだと思い、10秒程度噴射して殺した。
ゴキブリはここ2年は見かけていなかった気がしたのでショックだった。

3年ほど前から、ネットで、「アースジェットの蚊殺しスプレーがやばい」徒の評判を頻繁に目にする。
「部屋にシュッとスプレーしておくと、防虫効果で虫を寄せ付けない!」との効能らしいのだけど、謎の高い殺虫能力を有しているために、使用してから家中で床に虫の死骸が落ちているとの報告が相次いでいた。
日頃から、「ゴキブリホイホイ的なやつって、置いておくことでむしろ家の外からも虫を招き入れてしまっているのでは?」との疑念を持っていた僕は、そのスプレーに飛びついた。
そして6月から9月ぐらいにかけては、定期的に、家の窓や扉、台所や水場の近辺にそのスプレーをシュッシュと放つ生活を送っていたのだった。
確かにゴキブリを見かけなくなった。
戦争に勝ったのだと思った。

と慢心していたところに、小さき黒の一族の末裔が出現した。
怖かった。
すぐに家中に、シュッシュと殺虫スプレーを撒いた。

翌日、風呂の脱衣所に、またゴキブリが出た。
昨日見たものよりもやや大きく、もしかしたら種類が違ったかも知れない。
今度のやつは、僕の姿を認めると、洗濯機の下にかさかさと隠れた。
知能が機能のやつよりも高い……戦場慣れしているように思った。
洗濯機の下水に繋いだチューブとかに逃げ込まれたら厄介だなと思ったけど、スプレーを噴射したらのそのそと這い出てきて、やがて絶命した。

ここ一年ほど、隣の家が空室だったのだけど、最近では人間が生活している気配がする。
もしかしたらそこから侵入してきているのかもな……と思ったが、これは、僕が自分の家の衛生環境が良好ではないことを認めたくないために、逃避として妄想しているだけのことかもしれない。

ゴキブリが出たことがショックすぎて、Twitterにそのことを書いたら、「ブラックキャップがよいですよ」とおすすめしてもらった。

季節は既に9月に入っていたので、ゴキブリ全盛期は過ぎている。
だが、放置していて、3匹目にめぐりあってしまってはつらすぎる。
これまでの2匹は斥候で、次からは中ボスクラスが出現するかも知れない。
ゴキブリの嫌なところって、スプレーを掛けると錯乱状態になって暴走するところです。
あれ怖いのよ……。

ブラックキャップを買った。
12個いりだった。
僕の住む家は大きくないので、6個だけ設置して、残りの6個は来年に使おうかな……とか思ったのだけど、一度開封すると12個全ての効果が発動するタイプだった。
小分け包装ではなかった。製薬会社の策略を感じる。
包装を開封すると、蜜のような甘いにおいが漂った。
こんなに甘いにおいをさせていては、家の外からもティックトックとかインスタで嗅ぎつけたゴキブリたちが列を成してきそうではないかと思った。

ブラックキャップを配置した次の週、窓を開けたら、サッシのところにひっくり返った小さいGがいた。
こいつはいったいどういうことなんだろう……。
1匹見たら10匹はいると言うけど、(諸説あり)3匹見たので、もう30匹は確実に存在していると考えるべきなのだろうか。
つらすぎると思った。

これまでこの家でGを見るとき、だいたい、窓の近くであることが多かった。
一度、エアコンから這い出てくるのを見たこともあった。

部屋の階下に住む人の家の中がちらっと見えたことがあったのだけど、玄関に漫画雑誌がうずたかく積まれていた。成人男性の背丈ほどの山が出来上がっていた。
そういうわけで僕は、僕の部屋に出るゴキブリは、階下から出張してくるのであると信じて止まない。全て人のせいなのである。

夢を見た。
母と僕と妹で、どこかの家に居間にいた。
妹が「お父さんのタンスもう片付けなよ、ゴキブリでいっぱい!」と言った。
母は居間にあったタンスを開けた。
ゴキブリが大量に出てきた。
僕がちゃぶ台の上に置いていた缶のコーラの飲み口にゴキブリが押し寄せた。
「俺のコーラが!」と僕は言った。
父とゴキブリにまつわる思い出なんてないのに。

・今日聴いた曲
ツールで一番好きな曲かも知れない。
こんなにかっこいいのに6分半しかないんですか。
全ての楽器がずっとおかしな動きをしている。
ツールは全員天才なんだよな。マジでこええ。ライブで見たかった。
26年も前の曲になるのかこれが……。
ベースとドラムがずっと異常だな。
ギターとボーカルが、かろうじて、ヘヴィロック・ラウドロックという隆盛を極めてたジャンルとの接点を作ってるけど、やっぱりおかしい。かっこよすぎ。
タイトルが肛門と愛を賭けてるところも好き。

 - 日記

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