Twiceの『YES or YES』って曲名考えた人天才か?
2020/03/17
Twiceの『YES or YES』めちゃくちゃいいですよね……。
この人たちの他の曲はそんなに知らないのですが、この曲は何度も聴いてます。
ほんといい。
K-POPに関心がない人間なのですが、もともとは、PVの一部がツイッターに回ってきたことで知りました。
なんか日本のアイドルみたいにあざとくなくて、笑顔が本当にかわかったっす。
笑ってる! って感じの顔。
これの2:12辺り。
初見では気づかなかったけど、色彩がほんとに綺麗だな……。
舞台と衣装の色のバランスがうつくしい。
曲が良いし、メロディが良いし、歌声が良いんですね……。
この、サビの盛り上がりを終えたあとで、どこか切ない歌声になるとこ、最高ですよね。
ただ、何が一番良かったかというと、このYES or YESというパンチラインですよね。
「うん か うん」って!
「うん か はい」とかのがいいのかな。
もうほんとに、歌詞に力を入れるなら、こういう発想が絶対に欲しいですよね。
映画でいうところのハイコンセプトですよね。
伝わりやすくて独創的かつ魅力的。
歌詞の中では、「あんな強気で言っちゃったけど、大丈夫かな……」という、ほんとは不安な気持ちも抱えていることが吐露されるけど、このタイトルは必殺すぎる。
この曲はとにかくクオリティが高いし、女の子たちのエモーショナルを感じられる仕上がりになっているので、ヒットするべくしてヒットしたものでしょう。
けど、それにしても、日本のアイドルとかでも、なにかしらの「フック」は作ってほしいなと思います……。
なにもフックがない曲の多いこと……。
・韓国の男女観
ここでちょっと想うのは、韓国の男女観って男尊女卑の傾向があるということ。
もちろん、ただの傾向でしかないのですが。
『バーニング 劇場版』でも触れましたが、韓国の家庭は男の子が生まれると、お母さんが甘やかしまくります。
男の子が大事なので。
それが翻って、男の子は女の子を邪険に扱う傾向があります。
韓国映画を観ていると、男性の女性に対する振る舞いが粗暴で驚かされることがあります。
なのでこれは社会的な「傾向」と言えると思うんですね。
ですが、それに対する反動のように男女関係で女性上位な作品も存在します。
有名なのが『猟奇的な彼女』でしょう。
日本でも大ヒットした作品なので、ご存知の方も多いはず。
めちゃくちゃ乱暴でわがまま放題な女の子と知り合ったのに、そんな彼女に振り回される主人公の話です。
作品全体で見ると詰めが甘い部分もあるのですが、僕はこの映画大好きです……!
中盤以降、複数回泣ける……。
特にグッとくるのが、これまた、男勝りで自立的な彼女が見せる、乙女的なシーンなんですね。
やまびこのシーンです。(わかる人にはわかる)
あのシーン、物語の展開と、彼女の性格ががっちり噛み合ってて、本当にすごい。
どうやって思いついたんだ……。
多分親世代は男尊女卑の考えが強いのだろうけど、若い世代はそんなことなくなっているんでしょうね。
だからきっとあの映画も支持されたのでしょうし。
日本で『モテキ』『ソラニン』がヒットするのもそういう時代背景がきっとあるのでしょうしね。
うんうん。
・K-POPの日本語バージョンについて
しかし日本語版の歌詞、どうにかならんのか……。
いや、歌詞の内容は全然文句のつけようがないのですが、音乗りが悪い……。
なんか、音に乗れてない言葉って、聴いてるとむずむずしてくるんですよね……。
秋元康さんの詞なんかもそうなんですが……あれはコピーライターが考えた言葉でしかないですよ……。
BIG BANGのファンタスティック・ベイビーって曲はめっちゃ好きなんですけど、あれは日本語版もいいんです。
m-flowのバーバルさんが監修しているとのこと。
それは「ぼくちゃん」なんて一人称、その道に通じていなければ思いつけません。
特にオチがなくなりましたが、そんな感じです。
BIG BANGもいくつか好きな曲あります。
イエス オア イエス
韓国語の原曲では「まん こる ら」
という言葉の並びがあってひやっとさせられます……(笑)。
日本人メンバーもいるわけで、彼女たちはどんな気持ちでそこを発音しているのだろう
普通に変態チックな発想で、お恥ずかしい限りなのですが……
関連記事
-
私的ベストアルバム邦楽編 120-91
150番から120番はこちら 120 ザ・ブーム/THE_BOOM_2(1997 …
-
ヒプマイのクリエイター頭悪すぎ?弁護士キャラのネタ元の代表曲が「俺は法と闘って負けた」な件
前回では、金儲けのことしか考えてないクソコンテンツクリエイターが、お金儲けからは …
-
【女製スピッツ】FINLANDS【10年代の日本のライオットガールの真打】
FINLANSDというバンドが好きなんです。 まだまだ存在を知らない人も多いと思 …
-
AL『心の中の色紙』楽曲解説
ずっと書いていなかったのですが、ALの「心の中の色紙」のレビュー・・・・・・とい …
-
MIKAインタビュー2007年
ミーカの紹介エントリに続いて、スヌーザー誌で行われたミーカのインタビュー転載、第 …
-
音楽家、五十嵐隆さん概論(未完成)
未完成の文章があるのですが、完成させる気力がないのでメモをそのままアップします。 …
-
【syrup16g全曲の考察と感想】COPY
『COPY』デビューアルバム。2001年10月5日リリース。全10曲収録。リリー …
-
【五十嵐隆のロングバケーション】syrup16gの2006~2014年
このページではシロップ解散から再結成の間に起こった出来事について書いていく。 僕 …
-
ヒプノシスマイクについて(3) 日本でもヒップホップが面白くなってきているので……
ヒプノシスマイクについてのエントリ、第三回目です。 前→ヒプノシスマイクについて …
-
21世紀の「達郎クワイ」Suchmos(サチモス)
サチモスというバンドは2013年に結成、デビューシングルを15年の4月に、1st …