ジョニ・ミッチェルにハマりそう 220805
ジョニ・ミッチェルの「バラにおくる」というアルバムを図書館で借りて聴いた。
ドラムが入っておらず、ピアノとギターの弾き語りがメインの作品。
ずっと音がめちゃくちゃよい。
72年にリリースされた、彼女にとっては5枚目のアルバムにあたる。
彼女の作品をこの後聴き漁っていこうと思う。
今年の2月頃に、『CODA』の劇中歌として、「青春の光と影」がカバーされていた。
その印象が強かったので、映画のサントラは何度も聴き返したし、ジョニのオリジナルバージョンもSpotifyで何度も聴いた。コーラス部分は自分でも歌えるようになった。
「アイスクリームキャッスル」ってすごい歌詞ですよね。
僕が配信で聴き始めたまさに数日後に、ジョニの作品がSpotifyから撤収されて聴けなくなってしまった。
Spotifyオリジナルコンテンツのポッドキャストで、人気番組のパーソナリティがコロナワクチンに関するデマを流布しており、ミュージシャンのニール・ヤングがSpotifyにデマ番組の配信を止めなければ自分の作品をSpotifyから引き下げると宣言したが、Spotifyはそれに応じなかった。
そのため、ニール・ヤングは宣言通りにSpotifyでの配信をやめた。
その動きにジョニが続いたため、彼女の楽曲はSpotifyから消えたのだった。
最初はオリジナルアルバムから消えて、後に、コンピレーションアルバムに収録された楽曲も消えた。
絶妙なタイミングでジョニの作品に興味を持ってしまったものだな、と思った。
青春の光と影はいつでも聴ける状態にしておきたかったので、図書館で彼女のベストアルバムを借りた。
15曲収録されているものだったので、青春の光と影以外の曲も聴いたが、あまり印象に残らなかった。
アルバム全体を三回ぐらい聴いて、ジョニの音楽からは離れた。
先日、アメリカの音楽フェスで、78歳になった彼女がサプライズで出演したという動画がSNSで流れてきたのだけど、感動するコメントが非常に多かった。
中でも敬愛する音楽ジャーナリストの田中宗一郎さんが、「ジョニミッチェルとボブディランのレコードだけは断捨離したときも手放せなかった。ほとんど全作品が傑作」と書いていたものが気になった。
今年に入ってから、ジョニの作品になんとなく縁を感じることが多かったし、こうなってしまっては、ジョニのアルバムを当たっていくしかない。
ジョニの作品リストを調べてみると、まずは4枚目の『ブルー』が不動の名作と名高く、6枚目の『コート・アンド・スパーク』も商業的にも批評的にも成功した代表作になるとのこと。
しかし僕がジョニを聴こうとした時に、上記の2作は貸し出し中だった。
2作品とも、図書館には2つ蔵書があったのにどちらも借りられている。
ジョニ復活のニュースを見た人が借りたのでは無いだろうか、と思う。
そんなわけで仕方なく、傑作を出していた時期のジョニに触れようと思い、5枚目のアルバムを借りることにした。
結果として、非常に素晴らしい作家に出会えた手応えを感じている。
ちょうど、一月ほどハマっていたヴァンパイア・ウィークエンドに若干飽きが生じてきた頃だったので、自分の関心はするっとジョニに移ったのかもしれない。
それにしても、ベスト盤を聴いてもそんなに魅力を感じなかったのに、オリジナルアルバムで聴いたらいきなりハマってしまった。
音がめっちゃよい……。
70年代のシンガーソングライターっぽい音楽って音がすごくいいですよね。
曲のタイトルと曲の内容が頭の中で一致しないのだけど、それだけ、アルバムとしてカラーが統一されていて、流れも見事だという証拠だと思う。
ここまで良いのであれば、1stからじっくりと聴き込むべきだったのではないかと悔やまれる。
個人的に、良い作家の音楽は、発表された順番に聴いていくのが一番ロマンティックだと思っている。
技術の巧拙や音楽的なボキャブラリーの増加も含めて、一人の人間の変化の過程が如実にわかるのがよいですよね。
ドキドキする。
・今日聴いた曲
今日は聴いてないのですけど、まぁ、この曲ってよいなと思います。
なんかコーラスの入りがとても、よくて、コーラスの終わりの方でぐっと音が落ちていくところが好き。どきどきします。
こういう詩的なアプローチの曲を、全部ちゃんと耳だけで聞き取って理解できるようになれたらいいなって良く思う。
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