てやんでい!!こちとら湘南ボーイでい!!

映画音楽本ごはんの話を、面白く書けるようにがんばります

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2020年2月のジブリ美術館探訪【第三回】

   

2月中旬
三度目のジブリ美術館来訪です。

14時を少し過ぎての入場。

すでに展示は観ているし、一人で来たので、今回の目的は以下の3つ。
・カフェで食事
・短編アニメ鑑賞
・ロボット兵の撮影

入館後、土星座の様子を見に行ったところ、ちょうど14時20分開始の回の入場が始まるタイミングだった。
すでにほぼ満員だが、階段に座っての鑑賞でもよいなら入れてもらえるとのことだったので、その回の上映に滑り込むことにした。

・土星座の入場待ちスペース

待機するエントランス的なスペースは、壁や柱の足下が盛り上がっていて面白いんですよ。
柱がそうなっていることは気づいていたのだけど、今回見てみたら床もそうなっていた。
柱だけなら地面から盛り上がって生えてきたものと解釈できるけど、壁もそうなっていると、なぜそうなっているのか全くわからない。。。
吹き付けてきた砂が積もったって感じでもないしな。なんなんだろうあれ。
で、壁の低い位置には、南京錠が掛けられた小さな鉄の扉が付いていました。
しかも1メートルおきぐらいの間隔で、何個も同じ形の扉が付いていました。
あれはなんなんだろう。。。
あれはなんなんだろう、と考えさせるために作られているスペースではないかと想います。
しかしあれ、なんなのでしょうか。。。
千と千尋に出てくるススワタリの住んでいるところも、あんな感じのところでした。
ジブリ美術館の開館が2001年の10月、千と千尋の神隠しの公開が2001年の7月なので、千と千尋の構想時期と、ジブリ美術館の設計のアイデアを検討していた時期は近いと思われる。
他のジブリ作品にも、「壁についた小さな扉から出てくる生き物」って登場しただろうか。。。
覚えていない。
いずれにしろ、あの小さな扉の向こうが倉庫になっているとは考えにくい(人間が使いやすい作り方ではないため)ので、「物を収納する」用途では作られていないと想われる。
不思議だ。。。

・土星座の中

土星座に入場。
今回は階段席もかなり埋まっていて、最後のほうに並んだ僕は右側の階段の後方に座ることになった。
やっぱり映画を観るポジションは重要で、なるべく前の方で、なるべく真ん中の方に座れたほうが臨場感があって好ましい。
前回も階段に座って鑑賞したけど、真ん中の列の前の方に座れたので、かなり楽しかった。
映画が始まっすぐに、音響の設計的に、僕が部屋の右寄りにいることであまりいい音が来る場所ではない気がした。
しかしこれも気になったのは最初だけで、途中からは慣れてきて全然気にならなかった。
結局僕の耳はバカ耳でした。

・『たからさがし』の概要

美術館での紹介ページ

ゆうじくんという元気な男の子が原っぱを探検していると、大きな杖が落ちているのを見つけます。
好奇心いっぱいのゆうじくんはその杖を拾おうとしますが、うさぎのギックもその杖を拾おうとしていて、二人はライバル心を燃やし始めます。
杖がどちらのものかを決めるために、二人はかけっこをしたり、相撲を取ったりするけど、どちらもあいこになってしまいます。
というお話。

原作は中川 李枝子さん作、大村 百合子さんが絵を担当した絵本です。

中川さんと大村さんは言わずと知れた、絵本作家の姉妹コンビです。
彼女たちの代表作『ぐりとぐら』は誰もが知っている絵本ですよね。

宮崎駿さんが昔から彼女たちの作品ファンで在ることを表明しており、本作の絵本を初めて読んだ40年前から「いつか映像化したい」と願っていたのだそう。
そんな宮崎さんと中川さんが初めて接触したのが、となりのトトロを制作する頃。(たしか)
主題歌の作詞を中川さんに依頼し、生まれたのが『さんぽ』です。
今では誰もが幼稚園で歌うアンセムと化していますね。
すごいー。

その後、ジブリ美術館で上映するための短編アニメとして『くじらとり』を制作しました。
2001年の公開なので、美術館の開館当初から上映されているのかな?
これはある保育園を舞台にした短編童話集『いやいやえん』に収録されているエピソードを原作にしたものです。

いやいやえんは未鑑賞なので、こちらも観たら感想およびオススメ度を書くつもりです!
宮崎駿さんは中川さんが作る『たからさがし』『くじらとり』のようなお話を「大人の考え方が入っていない」「とにかく愉快」と評しています。

僕も、身内の子どもに読んであげたい本を探したりするときに、「楽しんでもらえるか」よりも「ためになりそうか」を考えてしまう自分に気づくことがあります。
「ためになる」って、大人が子どもに押しつけようとしているだけですもんね。
それでも、「ためになる」ことは捨てがたい……第一に子どもが楽しめるか、第二にためになりそうか、という優先順位で考えたいですね。。。
「子どもが何を楽しんでくれるか」って、大人が考えてもわかりにくいから、考えるときの基準にしやすい「ためになりそうか」が先行してしまうことも、「楽しそう」なものを探しにくい理由でもある気はするのだけど。

・『たからさがし』のオススメ度

作品のオススメ度は10点満点中6点。
理由は下に詳しく記しますが、ジブリ美術館に来てまで観たいとはあんまり思わない。。。
パンフレットのオススメ度は10点満点中10点。
原作者である中川さんと山脇さん(旧姓は大村)、そしてジブリのプロデューサーである鈴木敏夫さんの鼎談が2ページにわたって収録されていますが、その内容が素晴らしいです。
お二方とも話す口調がおっとりしているのだけど、優れた作品を残してきた作家としての鋭さを感じさせる発言ばかり。
アニメで表現してもらえて嬉しかったところや、アニメと絵本の違いについても原作者ならではの視点で語られていて、資料としても貴重な内容。
宮崎監督がたからさがしの原作への想いをコメントしているページもあって、充実しています。
なぜか小沢征悦さんがこの作品についての感想をインタビューされています。。。どういうご縁なの?
小沢さんの叔父にあたる小澤俊夫さんであればわかるんです、日本における昔話研究の第一人者で、その文脈からジブリ作品を評論することもある方ですから。
ジブリの教科書のポニョ編にも寄稿されていたし。

しかしなぜゆきよし?
読んで字のごとく、征服する悦びを追い求めてしまったのか。。。「この分野にも手を出したで、ワシ!」という秋元康的ないっちょ噛み根性に乗っ取られたのか。
せめて小沢健二さんにコメントして欲しかったが……小沢さんはジブリアニメとか、観ているのだろうか。
せめてというか、僕は小沢健二さんの信者なので、この人が日本の物語作品を語る本とかがあったらめちゃくちゃ読みたいですわ。。。
そんなゆきよしの「どういう縁やねん」感を補ってあまりあるほど、中川さんと山脇さんのお話が素晴らしいです。

サントラのオススメ度も10点。
アニメで使われたバージョンには効果音(詳しくは下に記す)が入っていますが、サントラにはそれらが入っていないシンプルな楽曲のバージョンも収録されています。
CDには楽曲が2パターン収録されているのですが、それでもお値段は税別1、000円。
安いっちゅうねん。
曲のクオリティが高いことはもちろんですが、映像とのリンクもばっちりの劇伴なので、サントラを聴いているとアニメの映像が頭に浮かんできます。
そしてシンプルに、聴いているととても楽しい気分になれる素敵なサントラです。

・『たからさがし』の感想

パンフレットでも原作とアニメの違いについて触れていましたが、中村さんの指摘する通り、アニメ版は「往きて帰りし物語」になっています。
というのも、絵本ではゆうじくんが原っぱを歩いているシーンで始まり、「これからおやつを食べる」シーンで終わります。
アニメ版では、「お家の中で雨が上がるのを待っていたゆうじくん」が、外が晴れたことで家の塀の穴をくぐって原っぱへ行き、「おやつを食べて、ギックと別れて家に帰って行く」シーンで幕を閉じるのです。
「往きて帰りし」感が強調されるのは、ゆうじくんが原っぱへ行くのにはただの道を通るのではなくて、家の塀に空いた秘密の抜け穴を通っていくところからもわかります。
僕の見立てだと、絵本は「お外で遊んでいて新しいお友だちができる」内容なので原っぱのみを舞台にしていたところを、アニメではストーリーとして仕立てるためにその前後を足したのではないでしょうか。
その肉付けの仕方が、完全に正解なのがすごいですね。
これは宮崎監督の提案で付け足されたのだそうです。
さすがやで。

ちなみに絵本は館内の本屋さんでも立ち読みできます。。。(笑)
あと、館内のカフェの順番待ちスペースにも置いてありました。
僕はそこで読みました。

作品は、中盤の一部を除いて無声になっています。
もともと普通に台詞ありで作り、音声も収録していたものの、制作の途中で「声がなくてもいいかも」と判断されて音声を抜いたのだそう。
序盤では登場人物が会話するシーンがあり、絵では口も動いているのに声が出ません。
台詞がなくても、だいたい何を言っているのかわかるので特に問題には感じませんでしたが、途中で急に音声が入ってくるので面食らってしまいます。
で、その後、また口は動いても声は出ない仕様となるので、「なんだこれ?」と感じてしまったのが正直な気持です。。。

アニメーションとしては、「走る」「歩く」作品を作りたいという話が上がった際に、宮崎さんからこの作品のアニメ化の提案があったのだそう。
そんなわけで、二人の子どもが「走る」「飛ぶ」「よじのぼる」シーンはさすがの出来映え。
実写映像撮影したそれを基にアニメを描くロトスコープという手法がありますが、それで作ったのかな?と思いました。
パンフレット等で言及がないので違うと思うのですが、子どもの動きがすっごくリアルでした。
ずっと、全身が動いているんですよね。
相撲を取るシーンなんか特にすごかった。
やっぱり予算と制作期間をしっかり確保できて、優秀なアニメーターが仕事をすると、こういう素晴らしいものができるんですよね。
特に丘か砂山「よじのぼるシーン」はすごかったです……。
それまでは子ども達を主に横から追っていたところを、そこから背中を追うようになるのですが、グイグイ景色が変わっていくんですよ。
で、丘の頂上に達すると、一気に景色が開けるわけですが、その瞬間のカタルシスが凄まじい!
しかもそれは一瞬で、今度は丘を駆け下りようとするので、また映る景色が急降下していく。
ジェットコースターの主観のような凄まじい映像でしたね。。。
ヱヴァンゲリヲンの破でも、山を駆け上って、頂上からジャンプするところを俯瞰で映すシーンがありましたが、そこに似たカタルシスがありました。
ただし、宮崎駿さんの作品を見慣れている人だと、「なんか見たことがある気がする」と思わないでもない。。。(笑)
男の子二人が、肩をぶつけ合いながら並走するのって、『未来少年コナン』に代表されるように宮崎さんが何度も描いてきたものですからね。
アニメーションのクオリティが上がっているのは目に見えてわかるのですが、宮崎さんも、作画枚数を避けない中で工夫をして「面白く描く」ことをしてきた人なわけで、予算が低かったり作画枚数が少ないからって「不十分」に見えないように作り上げてしまうのが宮崎駿さんのバケもんたるゆえんなのでしょう。

背景は絵本の世界がそのまま動いているみたいで、すごくかわいらしかったです。
目が小さい点で描かれるデザインもかわいらしい。
オープニングで、上空から俯瞰される町並みも面白いです。
絵本ってこの視点がけっこうありますよね……上空から町を見下ろすやつ。
子どもの頃はああいうのをすごく楽しんで見ていたなぁ。

おやつを食べるシーンも、安定のジブリ飯っぷりを見せつけてくれます。
くっきーと紅茶を飲み食いするだけのシーンで、よくもここまで幸福感を演出することができたものです。。。
子どもたちがモリモリ食べているところもそうですが、ギックがクッキーを紅茶に浸して食べるのを、ゆうじくんがマネするところもよい。
二人が仲良くなったということが、言葉がなくても見ている側に伝わってきます。
素敵。。。

この作品も、パン種とタマゴ姫と同様で作中ずっとBGMが流れています。
本作のユニークなところは、映像の中で鳴っているであろう音が楽曲の中にも反映されるところ。
画面の中でドアが開いたら曲の中でドアベルのような音が鳴り、子どもが木の棒を振ったら曲の中でも「ひゅんひゅん」という音が鳴り、虫を捕るために手を合わせると手拍子が鳴る……といった具合です。
この手法は、『となりのトトロ』で、メイちゃんがチビトトロを追いかけるシーンで用いられていましたね。
メイちゃんが歩くのに合わせて「タタタタタタタッ」と曲の音を付けていくというやつ。
アニメーションではよく使われる手法ですが、こういうのって作るの難しいでしょうね。。。
楽曲の制作は未知瑠さんという、実写・アニメーションの劇版制作を主な活動としている方でした。
初めて聞くお名前でしたが、アニメの展開に合わせて曲調を変化させていくのがすごく上手かったし、いろんな楽器の音色が使われていて、聴いているだけで楽しい気持になります。

そんなわけで、子どもがわくわく要素がたっぷり詰まった映画でした。
ただ個人的には、「すごく好き」「この作品を観るためにジブリ美術館まで足を運びたい」とまでは思わなかったです。
家からジブリ美術館まで、二時間くらいはかかるので。。。
あんまり館内で笑いが起こる内容ではなかったのも、特にピンと来ていない一因かもしれないです。
笑えるものというよりは、子どもが現実にわくわくする感じと、想像してドキドキする感じがこの作品の魅力だとも思うので、全然ダメな作品ということはないです。
好きな方がいらっしゃったら、ごめんなさいね。。。

・『たからさがし』の監督は誰?

パンフレットを見ていてすごく気になった点があるのですが。。。
この作品、「監督」「脚本」のクレジットがないんです。
宮崎駿さんは「企画・構成」となっています。
「演出アニメーター」は稲村武志さん。
そこに続くのは演出アニメーター補佐という肩書きになってくるので、「脚本」と「監督」が空白になってしまっています。
前述したように宮崎さんは、絵本のお話の前後に場面を追加するという構成や、作品から台詞を抜くという決定にも関わったようなので、中心的な役割を担っていたのではないかと思うのですが。。。
これまで私が読んだ短編アニメのパンフレットだと、「監督」のインタビューは必ず載っていました。
宮崎さんが監督をつとめていない『ちゅうずもう』でも、企画の意図などは宮崎さんが1ページの紙幅を割いてコメントしていますし、監督である山下さんなどの主要スタッフのインタビューも掲載されています。
だからこのたからさがしは、制作者が何をやっているのかが全体的に不明瞭なんですね。

監督・脚本を務めた本人が辞退するか、作品制作の上層部にいる人間がなんらかの理由でクレジットさせないことを決めない限り、このようなことは起こらないはずです。
『アマルフィ』という日本の映画で脚本家名がクレジットされなかったことが話題になったことがありますが、脚本家自身が「降りた」という経緯があったそうです。

「脚本」クレジット不表示公開

僕の推測になってしまいますけど、宮崎監督が実質的に脚本と監督を担ったのではないかと思います。
この時期のジブリは宮崎監督が企画・脚本を用意して、後進育成のために監督は若手に任せる制作方式が続いていました。
長編でいうと、2010年のアリエッティと、2011年のコクリコ坂ですね。

しかしどちらの作品も、宮崎監督が制作現場に顔を出しまくり、口を出しまくる様が様々なドキュメンタリーで流れていました。

そういった事実に加えて、『ハウルの動く城』での細田守監督が降板して宮崎監督がいちから作品を作り直したという顛末を考えてみると、この『たからさがし』でも似たようなことが起こったのではないかと思えるのです。
つまり、宮崎監督が企画し、大まかな構成を立案し、若手の監督に任せようとしたものの、途中でなんらかの事情で監督が降板し、宮崎監督が監督的な役割を担った。
作品が完成しおのおのをどうクレジットするかという段階で、宮崎監督が監督・脚本で名前を入れることを固辞し、しかし他にその肩書きに値する仕事をした人が居ないために空白になってしまったのではないかと。。。
完全に僕の邪推ですが(笑)。
何らかの事情として予想されるのは、宮崎監督が降ろしたか、宮崎監督のプレッシャーに負けて監督を辞退したか、作品完成までこぎつけたけど宮崎監督の手直しが入りまくっていて実質的に「監督ではない」と判断されたのか。。。
真相は闇の中ですが、穏やかではない事情があったと思わざるを得ません。
とにかくこの作品の、「企画・構成」だけだとしても普段の宮崎監督ならもっとコメントを出すはずなのにちっちゃなスペースのミニミニコメントしかないところや、他の制作者のコメントがないのに小沢征悦が2ページにわたってインタビューを受けているところなど、「異様」なんです。
美術館のみで上映される短編ゆえに、この『たからさがし』の制作経緯や過程についてはあまり明かされていないのですが、なんかあったんだろうなァ。。。というのが僕の想像です。

・むぎわら帽子訪問

短編を鑑賞後、むぎわら帽子に行きました。
14時48分頃に並び始めましたが、待っているお客さんは十名前後。
約20分後には入店できました。
ここで、もしかすると1月に来た時よりも空いている理由に思い当たりました。
コロナウイルスの影響です。
2月も中旬になると外国から渡航してくる人が激減し、外食や観光業への経済的影響が大きいことが報じられるようになっていたのですが、僕が行った時はそんなに大きなニュースにはなっていませんでした。。。
ジブリ美術館はアジア系の観光客と覚しき人が多かった(全体の10%程度?)イメージだけど、その人たちが日本への渡航をキャンセルしている可能性があるなぁと。。。
非アジア圏の方でも、日本旅行を中止していると聞くし、その影響はある気がします。
ジブリ美術館のチケットは払い戻しができないと想うので、惜しい気もするのである。

しかしカフェで相席した方達は、タイと覚しき外国の女性客でした。
楽しそうに食事していて微笑ましたかったです。

・カフェで食べたメニュー

今回いただいたのは
『空とぶ海ぞくのスープ(パン付き)』
『山小屋のミルクティー』
『ふんわりレモンのシフォンケーキ』
の3つです。

カフェのメニュー一覧

人と相席してみると、お料理の写真を撮っている人はけっこういる!
僕は律儀に写真を撮らないようにしていますが、もしかして、お料理の写真なら撮っていいのでしょうか……次に行った時は、お料理の写真は撮っていいのか聞いてみることにします。
もし写真撮影OKなのだとしたら、これまでに食べたメニューをもう一度頼み直さないかんで!

『空とぶ海ぞくのスープ(パン付き)』に付いてくるパンは、メニューにある『全粒粉のパン』とは別のパンだそうです。
となると、全粒粉というのは特別美味しいパンなのでしょうね……めちゃくちゃ気になります!
次に行った時はこれを食べることにしました(笑)。
『全粒粉のパン』『畑のポタージュ』を一緒にいただくのは、寒い時期がよさそうですしね。

『空とぶ海ぞくのスープ(パン付き)』
オススメ度は10点満点中7点。
パンも熱々の状態で出てきました。
外側がさっくりで、中はもっちりふわふわ。
引きちぎるとパンが伸びます。
めっちゃええパンやんか。。。
お味は少し甘みもあって、パンだけでも美味しいです(笑)。
スープの味紹介は美術館のサイトにもありますので割愛しますが、オニオン入りでした。
かなり柔らかくなるまで煮詰めてあったので、匂いや食感が気になる方でも大丈夫かと。
にんじん、じゃがいも、たまねぎ、豆が入っていましたね。
ガーリックの味がした気がするけど、気のせいかもしれない。
入っている食材がそれぞれ苦手な人でも全然大丈夫だと思います。
めちゃめちゃ美味しかった。。。
美味しかったけれど、ボリュームが多いわけではないので、軽食くらいでよい時に食べるといいと思います!

パンをスープに浸して食べるのがオススメですよ!

『山小屋のミルクティー』
オススメ度は10点満点中8点。
実は僕はミルクティー大好き人間なのですが、初めてミルクティーを注文しました。
茶葉はイングリッシュブレックファストを使っているみたいです。(お店の人に聞いた)
美味しかったですし、スタバで言うところのトールからグランデくらいのサイズ感はあったので、コスパ的には申し分ないです。
美術館探索のお茶休憩にちょうどよい量かも。
味もまろやかで、ザ・ジブリ料理という感じです。
ただ、「ここに来たらこれを食べたい」というほどの感じではないことも事実……スタバでも頂ける味……という気はします。
スタバのクオリティが高い、ということでもありますね(笑)。
(ただ私個人の好みで言うと、タリーズのロイヤルミルクティーが世界最強のミルクティーかと)
このメニューには、長方形のざくざくのクッキーが付いていました。
クッキー自体にちょっと甘い味が付いていますね。
僕はたからさがしを見たばかりなので、クッキーをミルクティーに浸して食べました。
すると周りから「えっ…?」みたいな視線を向けられました。
三十過ぎた男が一人でジブリ美術館に来ていることがそもそもの問題なのかもしれません。

『ふんわりレモンのシフォンケーキ』
オススメ度は10点満点中6点。
名前どおりでした!
レモンの味もやわらかーく付いている感じだったので、すっぱさは全然ないです。
このメニューについては特に感想はないですね……美味しいのですが、ちょっといいカフェに行けば食べれるレベルという気がする。
ただ、レモンが苦手な人でも美味しく召し上がれるものだとは思うので、挑戦するきっかけにしてみるのもいいかもしれないです!

お店を出た15時50分頃には、待っているお客さんはゼロでした。
やっぱり、絶対に今のジブリ美術館は空いている。。。
(と思ったら、2月23日には、約一ヶ月間休館することが決まりましたね)

最後に、2月半ばのロボット兵の姿です。
今日もデカかった。。。

今回、マンマユートショップでサントラやぬいぐるみを買いましたが、特筆すべき内容はないので割愛です!

2月のジブリ美術館探訪記おしまい。

・おまけ

吉祥寺にある『白髭のシュークリーム工房』という素敵なお店にもお邪魔したのです。
ネットの媒体で記事を書かせていただいたことがあるので、詳しくはそちらをご参照ください。

今回、2月14日のちょっと前に訪れたのですが、バレンタイン限定のお菓子をゲットすることができました!

実は予約しようと思ったのですが、「予約数完売です。。。」と断られてしまったお菓子なんです。
それが店頭に行くと、なぜかケースの中に並んでいるではありませんか!
しかもそれぞれ1つずつだけ。
思わず注文してしまいましたよね。。。
どうして残っていたのかお店の方に聞こうかとも思ったのですが、僕が注文している間に、背後にはどんどんお客さんが並んできました。。。
さすがの人気です。すごい。
なので来年、トトロファンの大事な人にチョコを送る予定がある方、是非こちらのお店を使ってくださいよ。最高としか言いようがないです。
このお店の存在自体あまり知られていないので、サプライズ感も強烈なはずです!

トトロショコクスについては、写真を撮るのを忘れて食べてしまいました。。。
美味しかったですよ。


このお店のすごいところは、見た目がかわいいだけでなく、味もめちゃくちゃ美味しいところ。
詳しくは記事にも書きましたが、素敵なお店ですよ。
ジブリ美術館のついででなくとも、行く価値はあります。

 - ジブリ美術館

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