深層心理は淘汰され夢占いが台東する
殺される夢を見た。
自分と家族が家に居たところ、外から銃撃された。
襲撃者は車に乗っていて、開けた窓から銃撃してくる。マフィアもののハリウッド映画で見るようなシーンですね。
自分は命を落とす前に目を覚ました
殺されそうな状況にいる怖さが生々しくて嫌な夢だった。
怖い夢を見たときは、寝ぼけたままスマホで、見た夢の意味を調べる。(考えてみたら、怖くない夢を見たあとは別に夢の意味など調べない。殺され夢は、自分の精神状態が良くないから見る気がするので、自分が無意識下で何に追い詰められているかを判定したがってるのかな)
検索結果の見出しには「夢占い」の文字が躍る。
自分としては深層心理的な夢診断について書かれたページを探したかったのだが、画面をスクロールしてもそのようなページはなかった。
仕方がないので、そのうち一つのページを開くと、「殺されるのは人生の転機になる吉兆」でもあるといったことが書かれていた。
確かにこの時期、これまでと環境が変わることをしたり、自分の意志にかかわらず環境の変化が起こりそうな状況だったりした。
他にも4月には死んだりするような夢を見たのだけど、内容をはっきり思い出せない…まぁ夢なので思い出せなくて当り前か。
憶えているうちに何かしらメモなどしておけばよかった。
ちょっと昔は、夢を見た後に、内容についてググると、深層心理についてのページが検索結果に出てきていたように思うのだけど、今では「夢占い」が検索結果の上位を占めるようになっている。
心理学は廃れ、世の人々は占いを求めるように変化したのだろうか。
それとも、心理学について書いているとしても、ページの見出しは「占い」にしないと人は読みに来ないのだろうか。
条件として、夢について調べる人はみな、その夢を憶えている間に検索するだろうから、多分頭がちゃんと働いていない状態で検索をしていると思われる。
そのような状態なので、「わかりやすそう」な情報が書かれているページに取りあえずアクセスしちゃう人が多いのかも。
「深層心理」ってWordのほうが抵抗感を持つ人がいそうだから、消去法的に「占い」って言葉を使うようにしてるのかな。
まぁ、あと、チャットGPTなんかもそうだけど、「否定的ではない」答えを欲する人が世の中には多いと思われるので、そうなると、良いことも悪いことも事実として突きつけてくる心理学よりも、当たり障りのない前向きな内容ばかりが書かれているページのほうが人気を得やすいのかもしれない。
自分も、自分の夢のことをちゃんと知りたいのであれば、とりあえずググって得られる程度の知識で満足するのではなく、ちゃんと本を読んで学ぶべきなのだろうなと思う。
学術が軽視されていってる気はちょっとする。ファストな知識だけがふわりと浮き上がって存在しているような状態。
とはいえ自分もこの年齢まで何もせずに生きてきているので、おそらく心理学者の本はこの先も読むことはないであろう。
10年以上前に買ったフロイトの「精神分析入門」の上下巻も、本棚でホコリを被りながら、私が手に取る時を待っている。
絶望しか待っていない。
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